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2018.07.31

あそぶ

ハワイ最古の島・カウアイ島は大自然とアロハ精神の宝箱である

カウアイ島の何よりも大きな魅力は雄大で圧倒的な自然にある。例えば、島の西端にあるポリハレ州立公園には、ハワイ諸島最大といわれる白砂のビーチが広がっていて、神話の舞台ように美しいことで知られている。
そのビーチの北側に見えるのは、ハワイ語で「絶壁」を意味するナパリ・コーストだ。
エメラルドグリーンの海から垂直に切り立つ崖が見せる濃緑色の木々と赤褐色の土と岩のグラデーションに、自然の畏怖を感じずにいられない。この崖の先が、黄泉の国の入り口であったという言い伝えがあるのも納得できる。

今から500万年も前にハワイ諸島のなかで最初に誕生した島といわれるカウアイには、我々の常識やスケールでは計り知れない自然がぎっしりと詰まっているのだ。
今回「レンタル4WDキャンパーで巡るカウアイ旅」に行ってみて、改めてその大自然とアロハ精神に感服した。
 

アロハ精神に溢れたネイチャートリップはカウアイ島にあった

昨日は西、今日は東、そして明日は……。波が良さそうだからビーチフロントにしようか、トレッキングをしたいから山の麓にしようか、いやローカルの連中が集う酒場に飲みに行きたいからやっぱり街だな。
キャンパーとともにする旅の醍醐味は、目的や計画に合わせてベストスポットに宿を作ることができることだと思う。

寝床となるセミダブルサイズのルーフトップテントは、家族連れにとってはとっても窮屈かもしれない。ゆったりリラックスできるバスタブがあるわけでもない。ましては荷物を運んでくれるポーターやバトラー、コンシェルジュがいるわけもない。
せっかくの旅なのに、炊事洗濯をしなければならない。そういう意味でここはベストステイではない。
ましてや、カウアイ島はオアフ島のワイキキのようなエンタテインメント性があるわけでもなければ、どこでも日本語バッチリOKな環境でもない。
そうそう、WiFiや携帯電話がつながるか怪しい場所もあって、普通の乗用車じゃ通行すら困難な道もある。今の日本の暮らしじゃありえない不便なことが結構あるのだ。

だけどもその代わりに、超大なスケールの大自然の中で思いきり遊んだり、ただボーッと何もしない時間を過ごしたりすることはできる。
オーシャンスポーツかアウトドア好きのローカルのように見られるキャンパーを駆って訪ねる店や人、すれ違うクルマに、笑顔と一緒にシャカのハンドサインをすれば、観光客向けではない、自然な笑顔とおもてなしにきっと出会うこともできる。

数々のアクティビティ、豪奢なアコモデーション、美味しい食事、ショッピング。ハワイには楽しいことは星の数ほどある。そのひとつに、カウアイ島を巡る四駆キャンパー旅も加えてみてはいかがだろうか?
ということで、ジイさんになってから後悔する前に、100%ハワイを遊ぼうぜ、オーシャンズな男たち諸君よ!

 
NAKI=写真・取材


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