自分らしいメガネ、それはきっとパーソナルな部分にあると思う。仕事、趣味、ファッションの好み……。数あるメガネから自分らしい1本を選び、シーンや気分に合わせて楽しく“着替える”。
「老眼鏡はある意味オッサンの特権」――モデル、バイヤー、デザイナーと多才な三宅敬︎さんが自由な意思と感覚で楽しみ尽くす。
三宅 敬さん Age 51職業: モデル、バイヤー、デザイナー
趣味: サーフィン
好きなアイテム: 沖縄の焼物、古着
好きな柄: ヒョウ柄
みやけ・たかし●1967年生まれ。20歳でモデルデビュー。その後、3年ほどNYに留学し、米西海岸でアメリカ古着の買い付けなどを経験。33歳からは約10年にわたり「モダニカ」に務め、ミッドセンチュリー家具の造詣を深めた。現在は事務所兼ショップ「58」にて、読谷山焼「北窯」の製品と自身のリメイクブランド「サードハンズ」を販売。若い頃にハマっていたサーフィンは、今はロングでのんびり楽しんでいるそう。
「ヴィンテージ好きにはたまらないデザイン!」
古着に親しんできただけに、メガネもヴィンテージテイストが好み。「古いメガネも好きで昔集めていましたね。イヤーピースだけ新品に変えてみたりして楽しんでいました」。
実はこちら、ヴィンテージメガネのコレクションで有名なザ・スペクタクルのもの。1950〜’60年代のボシュロム社のフレームで、カシメのクロスマークは往時を象徴する由緒ある意匠なのだ。
「どうせ老眼鏡を掛けるならお洒落なほうがいい」
「老眼鏡はある意味オッサンの特権。どうせならお洒落なやつを選んだほうがいいよね」。そう、嘆くよりも楽しんでしまうのが三宅さん流なのだ。
そして技ありのカジュアル服で僕らにもお馴染みの、ニードルズが手掛ける老眼鏡がこちら。
クラシックなサーモント型だけど、ブロー部分が明るいべっ甲色だから軽快な印象。遠くを見るときはブローごとレンズを跳ね上げればOKだ。
清水将之(mili)=写真 菊池陽之介=スタイリング SHUTARO(vitamins)=ヘアメイク