自分らしいメガネ、それはきっとパーソナルな部分にあると思う。仕事、趣味、ファッションの好み……。数あるメガネから自分らしい1本を選び、シーンや気分に合わせて楽しく“着替える”。
太セルのメガネがトレードマーク。掛ければ仕事のスイッチが入るというイベントディレクターの込山明さんが、自由な感覚で楽しみ尽くす。
込山 明さん Age 40職業: イベントディレクター
趣味: スキー、サーフィン
好きなメガネブランド: オリバー ゴールドスミス
憧れのメガネ著名人: ル・コルビュジエ
こみやま・あきら●1978年生まれ。某ウォッチ&ジュエリーブランドに14年間勤務。今年4月に独立し、イベントプロデュース会社「ハイウエイカインド」を設立。社名の由来は「クライアントの道になるような仕事をしたい」との思いからだが、カインドと名付けたのは語呂が良かったため。サーフィンのほか、幼少期に嗜んでいたスキーがマイブームとして再燃。一昨年からハマっているそう。神奈川・逗子にて奥さまとふたり暮らし。
「波チェックも兼ねた散歩のお供に」
6年前に逗子に引っ越した込山さん。以来、趣味のサーフィンはもっぱらホームポイントで楽しんでいるとか。
「妻とふたりでのんびりと楽しんでいます。まさに地元なのでこういう気取らない薄色レンズが気分ですね」。
まず掛けたのは、気鋭ドメスティックブランドのサングラス。ノンネイティブやアンユーズドをはじめとした東京ブランドの服も大好きだという、込山さんらしいセレクトである。
「仕事のスイッチが入る太セルメガネ」
「太セルのメガネを掛け始めた理由はキャラ作り。若かった僕は、プレゼンのときに何か頼れるものが欲しかったんだと思います」。
裏方に徹するときは黒を、カジュアルな雰囲気を出すときはべっ甲を選ぶとか。
「失くしたり、壊したりで実はこれで3本目」と語るメガネは、英国の老舗ブランドによる名作「コンスルS」。
クラシカルなラウンドリムが逆に新鮮。
智飾りのさりげない主張が効果的な演出に。
個性的な表情へ導くデザイン。
「1年にたった数日でも“勝負の日”というものがあって」
「太セルのメガネは僕のトレードマークで、仕事のときにはいつも掛けています。ただ、カチッとスーツを着るようなここ一番というときにはトム フォード アイウエアを。装いに華やさを与えてくれます」。
こちらは、シンプルなスクエアフォルムに、ヒンジ部分の“T”のデザインが映える1本。
清水将之(mili)=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 菊池陽之介=スタイリング SHUTARO(vitamins)=ヘアメイク