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2018.05.01

ファッション

ハイテクヴィヴィッドとローテクフェイド、定番を新鮮にする2つの派手色

鮮やかな色、控えめな色、気持ちが昂る色、落ち着く色……世界は“色”で溢れている。それを馴染みがないからと“着ず嫌い”していてはもったいない。
さまざまな手法・技法で彩られたアイテムは、コーディネイトだけでなく、暮らしにも華やぎを与えるはず。そんな注目のカラーアイテムを5回にわけて紹介する。
1回めは、独自の技術やアプローチによりこれまでにない色彩を生み出した特別な定番服にフィーチャーする。
 

化繊ながらも、まるで天然素材を染めたような色合い

各5万9000円/アンド ワークス(ストラスブルゴ 0120-383-563)
日本が世界に誇る、魅力的な生地を世に送り出す小松精練社。そこの「シープメモリーファブリック」と呼ばれるポリエステル×ナイロン生地を使用したフーデッドアウターだ。
本来、化学繊維を製品染めすると色が鮮やかになりすぎてしまうところを、特殊な技法により天然繊維を染めたような落ち着いた風合いに仕上げている。派手めのカラーながらアクティブさが程良く抜け、都会に馴染む出で立ちとなった。
 

伝統と革新が裏打ちする色出しの技術

6万4000円/シーピーカンパニー(トライステイトジャパン 03-6455-4332)
生地の名前は「クリスタル」。モノフィラメントナイロンという防風・防水に優れた生地にプリズムフィルムをコーティングしてガーメントダイさせた、生地開発に優れるシーピーカンパニーが自社開発した素材だ。
そのこだわりに、日常服の領域を超えてしまいそうな手の掛け具合を感じるが、オーセンティックなコーチジャケットタイプを製品洗いすることでパーツごとに微妙な色の差が生まれ、カジュアルな雰囲気に落とし込んだ。先進技術でファッションの可能性を探り続けるブランド1着。
 

夏・陽射し・海に映えるペールトーン

各1万1000円/オーシャンパシフィック(ハンドイントゥリーショウルーム 03-5775-7813)
夏の海、灼ける陽射しを浴びた記憶を思い起こさせるようなペールトーンで仕上げられたカラフルなショーツ。ブッシュタイプのポケット、ウエスト背部に配されたゴムなどリラックスしてはける要素満載で、近所をふらつく普段ばきにも最適。
カラーは写真の3色に加えてミント、ベージュを加えた5色展開。古着好きならずとも、カラーコーデュロイの魅力は知ってるでしょ。シンプルなトップスに合わせるならこのくらいの色が気分だ。
 
気温の上昇とともに高まる気分に合わせて、鮮やかなアイテムを着こなしに加えてみるのもいい。そうすれば、パッと明るい気持ちになるはずだから。


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