ショップで個性の強い服を片手に、買おうかどうか悩んでいると、スタッフに「この服、実は何にでも似合いますよ」と言われた経験、誰もが一度や二度はないだろうか?
しかし、魅惑的なこのセリフ、本当なのか? その真偽を確かめるべく、都内の人気セレクトショップ8店のスタッフに、クセのある服を実際に着回してもらった。
第1回目は、
ハリウッド ランチ マーケットの小関啓人さんが登場。「ポルチェギースフランネル」の開襟シャツを、4種類のパンツで合わせたスタイリングを披露する。
着回した服
「ポルチェギースフランネル」の開襟シャツポルトガルで4世代続くという生地メーカーが手掛ける1枚はポップコーンやジュークボックスといったポップな柄がセンス良し。素材はビスコースというレーヨンの一種で、非常に柔らかくさらりとした感触が最高に気持ちいい!
着回し① スラックスにも
「普段ダークトーンの着こなしが多い人にこそ、この開襟シャツはオススメです。インナーに挟んで挿し柄として使えば、それだけで今っぽい着こなしに。柔らかなビスコース地でごわつきもなくスッキリと着られます」。
着回し② チノパンにも
「インナーにロングスリーブのTシャツをレイヤードし、ストリートライクなスタイルに。チノパンはクリース入り、そしてロールアップしてジャスト丈ではくのがポイント。カルチャーな薫りが漂う着こなしこそ、品の良さも忘れずに」。
着回し③ イージーパンツにも
「イージーパンツにタックイン。シャツのたっぷりしたシルエットとスリムなパンツのアンバランス感がカジュアルながら、モードな空気感も漂わせます。さりげないですがウエストのドローコードを垂らしたのも、アクセントとして効果的」。
着回し④ 短パンにも
「半袖シャツ×ショーツの合わせに気恥ずかしさを感じるなら、ビッグサイズのシャツをアウター代わりに、シャツ・オン・シャツスタイルがオススメ。新鮮さも出せます。足元は黒のローファーで引き締めつつ、大人っぽさを出しました」。
着回した人
「ハリウッド ランチ マーケット」サブマネージャー
小関啓人さん(36歳)
今年から同店のサブマネージャーを務める。最近の興味はグリーンライフ。多肉植物や、エアプランツなどを収集中。オススメのグリーンショップは東京・練馬にある「オザキフラワーパーク」。
志賀俊祐、中野 理、恩田拓治=写真