暖かい季節がやってくる。と、同時に目も足も自然と外へ。その流れはトレンドが移り変わろうとも例年通り。
キャンプだ、釣りだ、トレランだ、SUPだ。今じゃ選択肢も無数にある。そんなとき、こいつらがいればより有意義な時間を過ごせるかもしれない。
釣り人にもキャンパーにも頼もしいNEWクーラーボックス
釣り人御用達のハードタイプか、キャンパー好みのソフトタイプか。クーラーボックスは概ねこの2タイプに分かれるが、どちらにも当てはまらぬ新顔がやってきた。バッグを中心に機能的プロダクトを発信するエフ シーイーが手掛けた、セミハードタイプのこちら。カラーリングやディテールはフレンチミリタリーに着想を得たのだとか。保冷時間は約20時間、椅子代わりにも使えるツワモノだ。アウトドア派は必見。らしからぬこの見た目なら、イソイソと家を出るとき「自分ばっかり遊んで!」と家族にとがめられる心配も無用──ってことはさすがにないか……。
憧れだったあの人が作ったアウトドア系新ブランド
今季登場の「ファイブレイクス・アンド・エムティー」には、僕ら好みのアウトドア服がズラリ。「トレイル(=トレッキングスタイル)」「ベースキャンプ(=アウトドアアクティビティ全般)」「パドル(=カヌーやSUPなどのパドルスポーツ)」という3シーンを設定しアイテムを発信する。
ナビゲーターを務めるのが写真の人物。1980年代の『メンズクラブ』『ポパイ』などの誌面で活躍したモデル、木村東吉さんである。30代より河口湖畔に拠点を移し、豊かなアウトドアライフを実践し続けている憧れの大先輩。機能性もセンスも抜群なのは、アウトドアとファッション両方の経験値の高さゆえ。山でも街でも格好良い服なのだ。
30代から本格的なアウトドアライフを満喫してきた木村さんだけでなく、エフ シーイーのディレクター・山根敏史さんも世界各地を旅してきた人物だ。どちらも経験豊富な大人である。彼らの経験と知恵が活かされたアイテム、役に立たないわけがない。
中村利和(BOIL)=写真 松田有記=スタイリング