シャツ3万5000円、パンツ4万7000円、手に持ったジャケット5万8000円/すべてビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)レーヨンサテンの開襟シャツの背面に刺繍された「PEERLESS」の文字。辞書には「比類のない、無双の」といった意味が載っている。バイク、ヴィンテージ、カリフォルニア、日本……さまざまなカルチャーをミックスすることで生まれる、唯一無二のビズビムのクリエイティブ。それを象徴するひと言を背負う優越感。 カットソー5万2000円、デニム9万2000円、サンダル5万5000円/すべてビズビム 03-5468-5424、ハット4万2000円、ベルト2万4000円/ともにビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)ヴィンテージのカットソーに見られるムラや絶妙な色合い。それを表現するために採用したのは、奄美伝統の泥染めである。ボディはドライタッチなコットン製で、袖は七分にカットオフ。シンプルなデニムスタイルをサマにするクラフトワークの存在は、心までリッチにしてくれる。
サンダル5万5000円/ビズビム 03-5468-5424、デニム9万6000円/ビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)ブランドのルーツである「靴」に対するこだわりはビーチサンダルにも及ぶ。鼻緒とフットベッドにホーウィン社のベジタブルタンニン・カウレザーを使用した一足は、ミッドソールにコルクを採用。履き込むほどに足形に合わせてそれが沈み、フィット感が向上していく。もちろん経年変化も素晴らしい。長く履く前提のビーサンというのも、贅沢な選択だ。
シャツ3万9000円、カットソー1万8000円、パンツ4万6000円/すべてビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)シルクのような光沢とカシミヤのような肌触り。ニューメキシコで育まれた超長綿「ラグジック」のロングスリーブTシャツの上に着た唐草模様のシャツ。これは、高密度なレーヨン生地をネイビーで地染めしてから周囲を抜染して浮かび上がらせたもの。しかもこの柄は中村ヒロキさんが手描きしたものという裏話も、物欲を刺激する。
ジャケット34万円、Tシャツ2万4000円、パンツ4万7000円、スニーカー6万4000円/すべてビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)和洋折衷はビズビムが得意とするところ。こちらのゴートスエード製“KIMONO”ジャケットは、その象徴といえるだろう。大ぶりな袖や掛襟が和装を思わせるが、随所のステッチワークはどこかエスニック。そして、仕立てはイタリアの老舗サルトリアで行っている。となれば、その国籍はもはや不明。それこそがオリジナリティだ。