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2018.04.23

ファッション

“和洋折衷”にヤラれる。日本が誇る「ビズビム」の最新デイリースタイル

PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
VISVIM ビズビム

クラフトワークで追求するプレミアム。日本が世界に誇るブランドがもたらす、デイリースタイルの新たな価値、その最新。
シャツ3万5000円、パンツ4万7000円、手に持ったジャケット5万8000円/すべてビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
レーヨンサテンの開襟シャツの背面に刺繍された「PEERLESS」の文字。辞書には「比類のない、無双の」といった意味が載っている。バイク、ヴィンテージ、カリフォルニア、日本……さまざまなカルチャーをミックスすることで生まれる、唯一無二のビズビムのクリエイティブ。それを象徴するひと言を背負う優越感。
カットソー5万2000円、デニム9万2000円、サンダル5万5000円/すべてビズビム 03-5468-5424、ハット4万2000円、ベルト2万4000円/ともにビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
ヴィンテージのカットソーに見られるムラや絶妙な色合い。それを表現するために採用したのは、奄美伝統の泥染めである。ボディはドライタッチなコットン製で、袖は七分にカットオフ。シンプルなデニムスタイルをサマにするクラフトワークの存在は、心までリッチにしてくれる。
 
サンダル5万5000円/ビズビム 03-5468-5424、デニム9万6000円/ビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
ブランドのルーツである「靴」に対するこだわりはビーチサンダルにも及ぶ。鼻緒とフットベッドにホーウィン社のベジタブルタンニン・カウレザーを使用した一足は、ミッドソールにコルクを採用。履き込むほどに足形に合わせてそれが沈み、フィット感が向上していく。もちろん経年変化も素晴らしい。長く履く前提のビーサンというのも、贅沢な選択だ。
 
デニムジャケット12万円、シャツ4万2000円、パンツ10万6000円/すべてビズビム 03-5468-5424
西海岸の強い陽射しを浴び続け、アメリカの強力な乾燥機に何度もかけられてきたバリッとしたデニム。デザイナーの中村ヒロキさんが目指した風合いを、繊維の油分を抜く新技術で再現した「ドライデニム」のジャケット。強力なストレスを繊維にかけることで出る独特な縮みと歪みが生産を不安定にする。しかしそれが個性となり、ほかにはない価値となる。
 
シャツ3万9000円、カットソー1万8000円、パンツ4万6000円/すべてビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
シルクのような光沢とカシミヤのような肌触り。ニューメキシコで育まれた超長綿「ラグジック」のロングスリーブTシャツの上に着た唐草模様のシャツ。これは、高密度なレーヨン生地をネイビーで地染めしてから周囲を抜染して浮かび上がらせたもの。しかもこの柄は中村ヒロキさんが手描きしたものという裏話も、物欲を刺激する。
 
ジャケット34万円、Tシャツ2万4000円、パンツ4万7000円、スニーカー6万4000円/すべてビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
和洋折衷はビズビムが得意とするところ。こちらのゴートスエード製“KIMONO”ジャケットは、その象徴といえるだろう。大ぶりな袖や掛襟が和装を思わせるが、随所のステッチワークはどこかエスニック。そして、仕立てはイタリアの老舗サルトリアで行っている。となれば、その国籍はもはや不明。それこそがオリジナリティだ。
 
平野太呂=写真 AMANO=ヘアメイク


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