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2018.03.06

ファッション

中間管理職世代だからこそ似合う“中間色”。これホントの話

僕らが知っている色と色との間には、無数の名もなき色がある。その中で、身に着けたことのある色はどれほどあるのか。
そう考えると、これから中間の色を楽しめる僕らの“のびしろ”もまた、無限大。
なんて思いながらこんな絶妙カラーの12アイテムを眺めていれば、なんだかワクワクしてこない?
 

「ボッテガ・ヴェネタ」のブーツ

各9万9000円/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966
パステルカラーとも違う、歴史ある建築物からインスパイアされた上品な色使い。今季ボテッガ・ヴェネタは、イギリスの建築家ロバート・アダムが設計したケドルストン・ホールの大理石の部屋から着想を得たという、少しくすんだニュアンスカラーをさまざまなアイテムに起用した。
そのひとつがこちらのチャッカブーツ。履き口まで一周するアイレットやお家芸であるイントレチャートなどの装飾的意匠に重なる優しげな雰囲気を纏うピンクやグリーンのスエード……。そんな趣向を凝らしたアイテムの登場は、久々にブーツを履きたいという思いを募らせていた諸兄にとって朗報となるに違いない。
 

「ブルガリ」のバッグ

H27×W24×D6cm 12万5000円/ブルガリ ジャパン 03-6362-0100
オリオンターコイズと名付けられた格式ある色を纏ったブルガリのメッセンジャーバッグ。グレインカーフのボディには同素材のタグがあしらわれ、ブルガリを象徴するエンブレムが堂々と輝いている。世界のトップジュエラーとしての美意識を存分に感じられる逸品。
 

「ダンヒル」のブルゾン

31万円/ダンヒル 03-4335-1755
昨シーズンより新たにクリエイティブディレクターに就任した、マーク・ウェストン。そんな新生ダンヒルから届いたブルゾンは、限りなくベージュに近いダスティーなピンクスエードを採用。驚くほど薄い革だから、シャツに近い感覚で羽織ることができる。
 

「ラルフ ローレン フォー ロンハーマン」のTシャツ、ショーツ、キャップ

Tシャツ7000円、ショーツ8000円、キャップ7000円/すべてロンハーマン 03-3402-6839
着るだけで元気が出そうなナイルグリーン。挿し色どころか、セットアップにキャップまで同色で揃えて、コーデの主役として招きたい。
 

「デサント オルテライン」のジャケット

6万4000円/デサント ブラン代官山店 03-6416-5989
高い耐水圧を持ち、フードの水たまりも防ぐ「パラフード」というシステムを採用したシェルジャケット。2トーンの淡色のカラーリングが爽やかさをプラスする。
 

「トニー タイズサン」のカットソー、パンツ

カットソー1万5000円、パンツ1万3000円/ともにタイズサン 03-6447-1655
リラックスウェアがもしマロンカラーを纏ったら印象はどう変わる? その答えがこのセットアップ。こんなにも上品な佇まいへ。
 

「マイシンクス」のカットソー

2万2000円/RHC ロンハーマン 045-319-6700
定番を再構築するブランドが布帛のスキッパーポロに落とし込んだスカイブルーは、少しグレーがかったもの。非凡な感性に選ばれた、今季の注目色だ。
 

「プリマ アメリカ」のシャツ

各3万2000円/ラカグ 03-5227-6977
決して派手なわけではないけれど、印象には確実に残る色。ブルーグリーンやマスタードにはそんな存在感がある。涼しげな素材のシャツにもぴったり合うのだ。
 

「リフレーム」のサングラス

各2万5300円/リエート 03-5413-5333
2ブリッジのメタルというモダンクラシックなサングラスは、淡い彩色のレンズを組み合わせるだけでさらに鮮度がアップ。
 

「オーシャン パシフィック」のショーツ

各1万1000円/ハンドイントゥリーショウルーム 03-5775-7813
夏の必携服コーデュロイショーツは、ベルトレスではけるイージー仕様。程良く色褪せたような、ペールトーンがリラックスムードをさらに高める。
 

「ヘルノ」のジャケット

各7万2000円/ともにヘルノ・ジャパン 03-6427-3424
顔色が明るくなるのはもちろんのこと、気持ちまで晴れやかにしてくれそうな、ビビッドなイエローやグリーン。さらに、ナイロンパーカに施されたワッシャー加工によって生まれる光の陰影が多彩な表情を見せてくれる。
 

「ヌータルヤルヴィ」のグラス

赤のみ1万2000円、赤以外は各8000円/すべてエレファント 03-5411-1202
巨匠カイ・フランクが1950年代に手掛けたグラス「カルティオ」はいつ見ても色褪せない。今なら限定生産のカラーが手に入る。
 
白黒はっきりさせるばかりじゃなくて、中間を楽しめるものオッサンの特権。しかも、基本色にない大人ならではの渋みも醸せるし、最高に似合う色に出会うかもしれない。さぁ、色探しの旅へ。


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