年を重ねた今、雨雨降れ降れと思うことはほとんどない。どうせ濡れるし、汚れるしで、手持ちの「濡れてもいい」アイテムで身を固める消極的な雨対策に陥りがちだから。
ただし、雨の日にこそ使いたい、スタイリッシュかつ機能的なレイングッズを手に入れたならば、曇った気分も一転して晴れやかになるだろう。
そこで、大人が積極的に使いたくなる雨の日プロダクトを集結してみた。いざ、童心に帰るが如く、雨空の下に飛び出そう。
「ディースクエアード」のジャケット
ケーウェイといえば、フランスやイタリアでは雨具の代名詞的存在の防水ジャケットのこと。
その固有名詞が記されている辞書もあるほどだ。こちらは、昨シーズンに続き2回目となる、ディースクエアードによるコラボレーションもの。
ケーウェイが誇る高い防水性能とパッカブルを維持しつつ、今季のテーマのひとつである、ハワイアンにちなんだトロピカル柄がプリントされている。ハイビスカスにヤシの木にビーチ。
こんなにも楽しげなレインウェアを着て街に出れば、どんな雨天も「晴れ舞台」となること間違いないだろう。
「ハンター」のブーツバッグ
丈夫なナイロン製のハンターブーツ専用のバッグ。雨や泥でビショビショになったブーツも難なく持ち運ぶことができる優れもの。趣味の釣りやガーデニングなど、ほかの用途にも使えそうだ。
「プラステ」のコート
爽やかなブルーのストライプがアクセントの、水濡れに強いマットなポリエステルシェルのステンカラーコート。スーツにも馴染むクラシックなデザインも◎。
「ノルウェージャン・レイン」のポンチョ
降雨が多いことで有名なノルウェーの港町、ベルゲンで生まれたノルウェージャン・レイン。その地域性を活かし、ほとんどの服に防水、透湿、防風などの機能性を備えている。「レインチョ」と呼ばれるコート型ポンチョは、ユニセックスで何通りもの着こなしが楽しめる意欲作だ。
「トラディショナル ウェザーウェア」のブーツ
英国らしいクラシカルなカントリーシューズと思いきや、実はアッパーがPVC素材のレインシューズという意外性がニクい。
「ホワイトローズ」の傘
1960年代、世界に先駆けてビニール傘を製作した東京・浅草のホワイトローズ社。熱変化に強いビニールと、内側の風がスムーズに外に抜ける、「逆支弁」を備え、末長く使える頑丈な作りに。美智子皇后陛下も同社の傘を愛用しているというお墨付き。
「C.P.カンパニー」のコート
ストレッチ性の撥水生地で仕立てられた全天候対応型のモッズコート。袖口は、内側半分がリブになっているため、フィット感が増し雨水の侵入も防いでくれる。