どうやら最近、「オーシャンズ = 海洋生物」がファッション界を席巻しているらしい。
なるほど、モード界屈指のクリエイティブ・ディレクターも、生まれたての赤ちゃんも、ビジネススーツに身を包んだ精悍な男たちも、誰もが海洋生物を愛してやまない、ということのようだ。
待ち焦がれる夏のモチーフとして、和気あいあいと僕らの日常を彩ってくれるオーシャンズなアイテムを、超高級ブランドからヴィンテージのオブジェまで一挙ご紹介する。
「ブルネロ クチネリ」の枕
海男たちの守護神として愛されるクジラを、世界最上級のカシミヤ製の枕として楽しむ贅沢を。しかも、ベビー用ってところがスーパーチャーミング。同素材・同色のベビーブランケットとセット販売。心地良さに包まれて、安らかにおやすみなさい♡
「ポール・スミス」のTシャツ&タイ
日本の魚市場に着想を得た、二度見必至のコレクション。なかでもツナのモチーフはアクセントとして十分すぎる存在感。週末はラフにTシャツで、オンにはタイドアップを。ツナだけど、タイ、なんつって。
「アルテア」のチーフ
イルカ、エビ、タツノオトシゴ、カニ、カメなどなど。「UNDER THE SEA」と記された一面には、海のオールスターが大集結。クラッシュスタイルで、ジャケットの胸ポケに忍ばせて遊び心を。
「ア フィールド」のシャツ
プレッピーな趣で一面にプリントされるのは、マカジキ。旅にインスパイアされた新鋭ブリティッシュブランドの半袖BDシャツ。男なら一度は釣り上げたい(?)、夢のビッグフィッシュとともに。
「ハワイアナス」のサンダル
凪いだ波のようなクリアブルーの鼻緒と、フットベッドにあしらわれたのは艶やかな曲線のタコ。クッションの良さも相まって、街にいながら海に足を踏み入れたような開放感と爽快感が味わえるはず。
ヴィンテージのオブジェ
静岡は浜松を拠点にする銅工作家が鍛金によって作り出したスルメは、リアルな質感と大きさ(全長約52㎝)が圧巻。時間を経るほど味わいが増すのはホンモノと一緒!?
「ロエベ」のキーホルダー
スペインの工房にて伝統の革細工として作られる、愛くるしい海辺の生き物たち。ジョナサン・アンダーソンらしい脱力感のあるテイストがお手持ちのバッグをポップに見せる。
「サルヴァトーレ フェラガモ」のタイ
一見、いわゆるヨーロピアンなシルクサテンの小紋タイ。グッとズームアップすると見えてくるのが、波乗りするカメと王冠を載せたイルカとは! お茶目な心をタイの柄に忍ばせタイ。
「ヴェニ ヴェディ ヴィチ」のTシャツ
アートの楽しさ、自由さを表現するフレンチブランドより、地中海に面するアテネをイメージしたアートワークがプリントされたTシャツ。ここでひときわ目を引くのが、地中海に棲むスジイルカ。これだけで大満足。
「レインスプーナー」のシャツ
クラシカルなアロハ柄に潜む、「HAMACHI」「MAGURO」「SAKANA」のローマ字表記、「魚」「鮪」の漢字や魚のイラスト。日本とハワイの関係を賑やかに表現している。
「ボビーダズラー」の人形
海(厳密には陸)で遭遇した未確認生物! 下半身は魚なのに、上半身はオッサン。
よく見ればパイレーツのようでもあり。その正体はもちろん気になるけれど、愛嬌ある姿に妙に癒やされるから不思議。英国で1点ずつ手作りされていて、背中には“FOREVER”の文字が。うん、そのとおり海が好きだ。永遠にね。
「PT バミューダ」のショーツ
イタリアのパンツ専業ブランドが手掛けるショーツでキレイなシルエットが魅力。
いかにも地中海で泳いでいそうなお魚各種が、水彩画タッチでセンス良く描かれる。