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2018.02.18

あそぶ

熊谷隆志さんが注目したザクロやクチナシ、奄美の泥で染色した服の美しさ


スタイリストとしてだけでなくさまざまな分野で活躍し、オーシャンズ世代の先頭を突っ走る熊谷隆志さん。彼がディレクションするネサーンスの2018年春夏ルックが到着した。
「熊谷隆志のお洒落で悪いか!」を最初から読む
2018年春夏のネサーンスは、柔和な色彩が目を引く。ザクロにアカネ、クチナシ、奄美の泥。日本の自然を材料にした染料で優しいオーガニックカラーを実現している。懐かしくて新しいカラーパレットで演出した究極のリラックススタイルを存分に楽しみたい。
ジャケット4万3000円、シャツ2万4000円、パンツ2万9000円/すべてネサーンス(レイク・タホ 03-5708-5757)
ザクロの皮を煮出して染めると、くすんだ黄色に染め上がる。太陽の光によく馴染む優しいカラー。
ジャケット3万7000円、パンツ2万9000円/ともにネサーンス(レイク・タホ 03-5708-5757)、その他私物
奄美の泥で染めた神秘的なカーキ。
 
ジャケット2万5000円、パーカ2万1000円、ショーツ2万2000円/すべてネサーンス(レイク・タホ 03-5708-5757)
ネサーンスの人気アイテムである、柔道着にインスパイアされた「JUDOジャケット」。深みあるインディゴカラーは、ザクロで染めた黄色のパーカとも相性良し。
 

『The Complete Walker』は、アウトドアウォーカーのバイブルで僕のお気に入り。翻訳版タイトルは『遊歩大全』。
 
日本の素材を使い、染色を通して自然との調和が図られた今季のネサーンス。そのアプローチと完成度は必見。袖を通せば、自然を感じたいと外へ飛び出したくなるにちがいない。
 

熊谷隆志(くまがいたかし)
1970年生まれ。渡仏し、’94年スタイリストとして活動開始。’98年以降はフォトグラファーとしても活躍。東京・原宿にあるセレクトショップCPCMのディレクターを務め、ファッションからクラフト、ワークショップなどのモノ・コトを通して、本質的なウェルビーイングを提案している。東京・駒沢ではパーソナルショップ、ウィンダンシーを運営。また、グリーンライフにも造詣が深く、趣味はサーフィン。
 
熊谷隆志=写真・スタイリング 高草木 剛(VANITES)=ヘアメイク


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