OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. ライフ
  3. 家も見た目で選んで何が悪い! カリフォルニアモダンを彷彿させる“四角い家”

2018.02.04

ライフ

家も見た目で選んで何が悪い! カリフォルニアモダンを彷彿させる“四角い家”

洋服でも家具でも、デザイン性に優れたプロダクトには、見た目にとどまらない魅力がある。それは家だって同じ。いいデザインが運ぶいい暮らし。その裏付けをBESSの家とともに見ていこう。
 

カリフォルニアモダンを彷彿させる四角い家

“家は装置”をコンセプトに、住む人の個性で好みのデバイスを選択できる「ワンダーデバイス」。家の正面がオープンになった「フランクフェイス」(写真)と、全面がガルバリウムで覆われた「ファントムマスク」の2タイプで、フランクフェイスは1768万円〜、ファントムマスクは1695万円〜。※建築地域や個別建築地条件により金額は異なります。
現代生活に相応しく、機能的かつ落ち着ける家とはどんなものか。ひとつの理想形として今でも圧倒的な憧れと支持を集めるのが、1945年から20余年にわたり実施されたプロジェクト「ケース・スタディ・ハウス」に代表されるカリフォルニアのモダン建築である。
どこででも手に入る工業資材をベースに、大量生産を前提とした合理的なつくりでありながら随所に漂うクラフト感。そして、屋内外が連続するように考えられたプラン。テクノロジーを積極的に活用したモダニズムと親しみやすいデザインを融合させた名作建築群だ。
 

この四角い箱は、理想の家のケーススタディだ

これらと同様の魅力を今に引き継ぐのが、ログハウスから始まった住宅ブランドのBESSが2004年に発表した「ワンダーデバイス」である。外観はまさしくシンプルな箱。工業用素材でもあるガルバリウム鋼板で覆われた外装は、都市部の住宅地の防火基準に“ログベースの家”を可能にするために採用されたもので、それもクールなデザインとして昇華。
外壁に採用されているガルバリウム鋼板は耐候性の高い材料。内側には断熱材を入れて通気層を設けている。
一方で庭に面した側の壁には木をふんだんに使い、クールさと温かさのコントラストを見事に描く。袖壁と屋根に囲われたベランダと張り出したデッキテラスは屋内外を緩やかにつなぎ、視覚的な広がりを生むほか、制限しない自由な家の使い方を許してくれる。
吹き抜けの窓際に設けたグレーチングの棚。窓からの光を遮らないのもうれしい。遊びごころを活かしたスペースの有効活用だ。
中に入ると、堅牢な基本躯体構造による吹き抜けや柱のない大空間に圧倒される。床・壁・天井を覆うのは、ログハウスのDNAを感じさせる天然無垢材だ。家にいながら得られる森林浴のようなリラクゼーション効果は説明するまでもないだろう。
徹底した躯体構造の追求により、1階のメイン空間にはどこにも柱が出ない大空間を実現。ここをどう使うか? 住み手の想像力をかき立てる。
スチール階段が無垢材で覆われた空間を引き締める。
何より遊びごころを大切にするBESS。自然体でおおらかに過ごせるようなデバイスが多く用意され、住む人のライフスタイルにフィットするようになっている。
トリムラインの縦のスリットも工夫次第で大活躍。例えばこんな自転車ラックにも。
家の前面に設けられたクロスのトリムラインが、今夏より頑丈なスチール製になった。アイボルト付きで、ハンモックやタープ、植物を吊るしたりと頼りになる。
合理性に基づくデザインが約束する快適性。そこに暮らす人それぞれの趣味嗜好が加わって家は完成する。多様化する現代のライフスタイルにおける家の理想の“ケーススタディ”を、BESSの「ワンダーデバイス」には見いだせるのだ。
モダンな四角い家の魅力を体感すべく、BESSの展示場を訪れてみよう。全国に広がる42カ所の展示場はどこも予約不要で、受け付け後は案内人もつかずにさまざまなシリーズを自由に見て回れる。アナタの理想の“ケーススタディ”がきっと見つかるはずだ。
[問い合わせ]
BESS(ベス)
03-3462-7000
山本 大=写真 星 光彦=スタイリング 加藤 純=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。