海から上がったあとは、満足感とともに疲労もいっぱい。体をリカバリーできるちょうどいいウェアがあれば……と願っていた矢先に見つけました、理想のアンサー。
「ストーンアイランド」のパーカ
サーファーにとって冬の着替えは地獄。そこで活躍するのが、一刻も早く水分を除去しながら着替えられる、タオル地の「海上がりポンチョ」だ。まさか、ここにファッションが介在する余地があったとは。
ストーンアイランドのパーカがそう。発色の鮮やかさはもちろん、フードやカンガルーポケット、袖のストラップなどのデザイン面を見ても、服としての完成度が高すぎ。もともとはバスローブとして作られたため、吸水性、肌触り、着脱しやすさは抜群。なんなら着替えずに、そのままクルマを運転して帰ってもいいかも。服作りへのプライドを感じる最強の一着なのである。
「AATH」の長袖Tシャツ、ロングパンツ
ワークアウト時のコンプレッションウェア、ではない。運動後に着用しリカバリー効果を高める「AATH」という繊維を使用したウェアである。
そのメカニズムは? 簡単に言えば人体の熱に含まれるフォトン(光子エネルギー)を吸収し再放出する繊維で、血行を促進し、疲れの元とされる乳酸値の減少スピードを速めるという。開発したのは新潟県長岡市に本社を置くオンヨネ。半世紀にわたりプロフェッショナルに向けたスキーウェアを手掛けてきた企業だ。交感神経の安定化にもつながるので睡眠時の着用もオススメ。2018年は疲れ知らずのカラダに!?
海好きな大人たちの“あったらいいね”を体現したこれらのアイテム。こいつは週末のサーフィンもますます楽しめそうだ。
鈴木泰之=写真 鈴木淳子=スタイリング