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2018.01.20

ファッション

王道だけど新鮮!? 実力派ブランドが示したアメカジの新境地

メンズカジュアルの王道といったら、やっぱりアメカジ。その代表的アウターに、フライトジャケットやスタジャンをあげる人も決して少なくない。昔から世話になってきたド定番だけれど、実力派ブランドの遊び心によってかくも新鮮な趣へと変貌を遂げた。
 

「ベルルッティ」のブルゾン

45万1000円/ベルルッティ 0120-203-718
光沢あるナイロン地にウールの切り替え。洗練という言葉がぴったりのフライトジャケット。19世紀の創業以来、卓越した技術力と創造性で唯一無二の靴を作り続け、ラグジュアリーブランドとして確固たる地位を築いたベルルッティの作である。

クリエイティブの指揮を執るハイダー・アッカーマンによる「エフォートレス(=何げなく見えるが巧みな)」の概念を見事に表現。リバーシブル? と勘違いしてしまいそうな、コットンとカシミヤシルクで切り替えた裏地の完成度にも思わずため息。
 

「ディースクエアード」のブルゾン

27万4000円/ディースクエアード 東京 03-3573-5731
ご覧になっても分かるようにこちら、前身頃がスタジャンで後ろ身頃がGジャンという、まさにアメカジにおける2大スターブルゾン揃い踏みといったところ。まさかのキメラ的合体を披露したのは、ディースクエアードだ。

今季コレクションではこの手のコンビネーションを多分に展開していて、改めてモード服の自由さ、ファションの楽しさを教えてくれる。しかもスタジャン面はバッジ添付済み、Gジャン面はヴィンテージ加工済みという手の込みようもそそるじゃないの。
 
王道の名にふさわしい安定感はアメカジのいいとこだけど、これらのアイテムを見れば新鮮さを纏ったアメカジも悪くない。むしろ、新鮮さを感じながら顔馴染みのアメカジを楽しめるなんて、最高に素敵じゃないか。
 
鈴木泰之=写真 鈴木淳子=スタイリング


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