とにもかくにも鮮やかな色の服は見ていて楽しい。どんよりと暗い雰囲気の冬の季節はなおさらである。だからコーディネイトに取り入れたいと思う人は多いはず。
でも、どう合わせていいかわからない。はたまた合わせたはいいけど、嫁さんに「えっ? それで外出?」と呆れられ……2度と手を出さない。そんな苦い思いをしないために変えるべきは“インナー”だ。
ここで紹介する彼らから、冬色アウターの内側からキラリと映える挿し色インナーテクのエッセンスをいただこう。
水野泰佑さん(34歳)
褪色したような調子のいいエメラルドグリーンのスウェットシャツと茶のキルティングパーカが良い絡み。デニムの青も加わり自然の景色みたいな優しいパレットに。
牛尾哲也さん(37歳)
’80年代のスキーウェアみたいな印象的な色使いが特徴。オリーブ色のコートを羽織り、見える色分量を的確にコントロールした。コートを脱いだらスゴいよ。多分。
峯野 佑さん(39歳)
ビビッドカラーのカシミヤニットに加え、ジョーダンのロゴカラーでもレッドカラーを挿した頭脳派コーディネイト。各アイテム選びのセンスも光っていましたね。
中村方信さん(35歳)上品な紺色のスタイルでひと際目を引くサカイのニット。ボディがターコイズブルーでネックがグリーンという配色が技アリ!
川﨑洋治さん(40歳)
明るめな無彩色のアウターとパンツ&靴に、フーシャピンクとエメラルドグリーンを。こんな強烈色を2つも使うとは!
岩見翔太さん(30歳)
ヴィンテージアウトドアにある良色モノ。冬景色に映えたピンクはまさにそれ。さらに足元のナイキでもオレンジを挿しているゾ。
大髙 修さん(33歳)ボアブルゾンに合わせたフェラガモのニットがミソ。印象的な柄ながらトーンは控えめ、だからコーディネイトに取り入れやすい。
モノトーン、グラデーション……そんな色使いも大人っぽくてサマになる。でも、挿し色使いを覚えたら、二段も三段も着こなしの幅が広がる。きっと、装いとともに表情も明るくなるに違いない。