インテリアにおいて、どうしても無視できないことがある。それは、コストパフォーマンス。
本誌がこれまで取材してきた約100軒のお宅から、「これはいいね!」なプロダクトをピックアップした。
※このページで紹介している商品及び価格は施主取材によるものです。
「ヴァルコ」のスタッキングチェア
アメリカの学校などで使われるヴァルコのスタッキングチェアをテラスに。ヴィンテージライクなデザインが持ち味で、1脚1万円程度で購入。ちなみに、合わせているテーブルとパラソルはイケアのもの。
新居 猛デザインの「ニーチェア エックス」
日本人デザイナー新居猛がデザインした「ニーチェア エックス」も愛用者多数。心地良さはもちろん、縦に畳める機能性が日本の住宅に合っている名作チェアだ。キャンバス地の味もいい。この持ち主は3万円程度で手に入れた。
「タニコー」のシステムキッチン
湘南ライフを送る山本隆介さんは業務用のタニコー製ステンレスキッチンを愛用。こちらのメリットは装備に自由が利くこと。よって山本さんは、下部には扉収納を設けずコストダウン。
ノーブランドのブリキバケツ
容量違いのブリキバケツをゴミ箱に。「家の前に置いても“いかにも”に見えないのがお気に入り」。ともに5000円前後で、ネットで手に入れたという。
「JBS」のウッドブラインド
費用対効果の高さで知られるブランドは、日本の職人が手掛けるウッドブラインドメーカー製。メンテナンスさえすれば数十年もつのだとか。
「アクタス」のベッド
国産にこだわるアクタス「FB」シリーズのベッドは、一生モノと考えて差し支えのないクオリティで評判。こちらはダブルサイズで約12万円。圧迫感のないロータイプだ。
「スクエアファニチャー」のテーブル脚
「納得できる子供机が見つからなくて」と言うことで、スクエアファニチャーの鉄の脚に集成材の板を載せて自作。黒皮仕様のアイアンは4本セットで約2万円だったとか。
「イケア」のミラー
リノベーションでは、洗面所上部のキャビネットを取り外し、空いたスペースにイケアの円形ミラーを設置。「スッキリして閉塞感がなくなった」と家族にも好評だ。
「ヴィトラ」のチェア
ジャスパー・モリソンがデザインした「ハル プライ チューブ」をダイニングで。実は「脚の色は、テーブルの脚に合わせてメーカーに黒く塗ってもらいました」という上級テクも実行済み。自分だけのジャスパー・モリソンなんて、プライスレスな価値がある⁉︎
「イケア」のウッドマット
「面積が広いぶん、コストも見逃せなくて」と三浦丈典さん。コーナー部などは必要なサイズに手軽にカットして使えるのも重宝した理由。
「ディアンドデパートメント」の靴箱&コンテナ
乱雑になりがちな棚をスッキリさせるため、ディアンドデパートメントの靴箱と、プラスチック製の業務用コンテナ。「積み重ねられて便利なんです。カラバリが多いのも楽しい!」。
「フロス」のライト
自家発電をするオフグリッドハウスで暮らす施主が、部屋の照明や手元灯にするのは、コンスタンティン・グルチッチがデザインしたフロスの「メイデイ」。イタリアの名門照明ブランドと気鋭デザイナーのタッグによる傑作は1個1万5000円程度。
「CSPS」のステンレスキャビネット
「しっくりくる食器棚がなかったので」と、数年前にコストコで購入した台湾ブランドのステンレスラックに食器を収納。6段+5段のセットで、容量も耐久性も抜群だ。
定番のイケアを筆頭に、高級ブランドの意外とリーズナブルなアイテムまで、居住空間に効く“お値段以上”は、意外とたくさんあるもんだ。