定番アウターであるダウンウェアだが、今冬は特にセールス好調のようだ。新旧さまざまなブランドが名作をリリースし、そのデザインもさまざま。そこで街のオッサンたちがどう着こなしているかを“カタチ”にフォーカスして調査してみた。
【Orthodox -正統派-】
古田純也さん(33歳)
ダウンジャケット/タトラス、デニムジャケット/A.P.C.、デニム/エイプリル77、スニーカー/コンバース着回ししやすいタトラスのダウンの下にGジャンを。雪降る札幌で出会った優良コーデだ。
小川祐一さん(38歳)
ダウンジャケット/ダントン、パーカ/ザ・ダファー・オブ・セントジョージ、デニム/ヌーディージーンズ、スニーカー/コンバース薄手のダウンとスウェットパーカはハマりがいい。くるぶし見せと小物使いで軽さを演出。
【Down Vest -ダウンベスト-】
玖村賢太郎さん(36歳)
ダウンベスト/マウンテン リサーチ、スニーカー/ビューティ&ユース、バッグ/テンベアマウンテン リサーチの傑作ダウンベストを、定番アイテムに合わせる。強烈な個性こそないものの、こういう着こなしはいつでも参考になる。
團野博士さん(32歳)
ダウンベスト/カナダグース、デニム/リーバイス、スニーカー/ヴァンズカナダグースのダウンベストを、同色のケーブルニットで見た目にメリハリをつけている。ブラックジーンズを合わせても格好良さそうだ。
【Inner Down -インナーダウン-】
二宮 康さん(37歳)
ダウンジャケット/モンベル、デニムジャケット/リーバイス、パンツ/ジュンハシモト、スニーカー/ヴァンズ、腕時計/セイコー、バッグ/ブリーフィングジャストサイズのアイテムを清潔感いっぱいにレイヤードしてくれた二宮さん。モンベルの名作インナーダウンの下から覗くラウンド裾のカットソーが、重ね着のうまさとファッションセンスの証し。ダークカラーのコーディネイトの中に真っ白のスニーカーをアクセントとして使うテクニックもチェックせよ。
tngさん(32歳)
ダウンジャケット、パンツ/ともにユニクロ、コート/ユナイテッドアローズ、スニーカー/ナイキ上品なペイズリー柄のスカーフを合わせたことで、インナーダウンの着こなしが新鮮に。
中川静人さん(36歳)
ダウンジャケット/不明、ジャケット/コム デ ギャルソン、パンツ/ジャーナル スタンダード、ブーツ/ザラナイロンインナーダウンの生地感が、ツイーディなジャケパンスタイルのアクセントに。
【Other Style -その他-】
江口 裕さん(41歳)
ダウンジャケット/ニードルズ、中に着たジャケット/ハブ ア グッド タイム、デニム/リー、スニーカー/ヴァンズ定番デザインのダウンの次は、こんなクセありなものを試してみては。半纏みたいなシルエットに負けじと、ボアフリースのカーディガン、即完売となったヴァンズのレアモデルなど、そのほかのアイテムもクセあり。全身を青系、黒、紫の1990年代のアウトドアウェアみたいな好配色で揃えたのがうまさ。
守 真史さん(36歳)
ダウンジャケット/アウターノウン、カットソー/ユニクロ、デニム/リーバイス、スニーカー/アディダス(リメイク)ちょっと珍しいダウンシャツとリメイクスニーカーが、普通を普通に見せていないのだ。
竹内雄基さん(31歳)
ダウンジャケット/リビング コンセプト、ニット/アレッジ、パンツ/オー、ブーツ/N.ハリウッドビッグシルエットのブルゾン型は、下にボリューム感あるニットを着ても窮屈にならない。
ついモコモコして、野暮ったく見えてしまいがちなダウンウェア。だが丈感やボリューム感、サイジングにこだわることで、暖かさと格好良さを両立することだってできるのだ。イカしたオッサンたちの着こなしを参考にしながら、最適解となる一着を探してみよう。