PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン
最上級&最先端のファッションとアナタの距離がグッと縮まるフォトストーリー。ワンブランドで作る37.5歳に似合うプレミアム&デイリースタイル。
1980年代のNYがインスピレーション源となった今季、プレッピーな要素を盛り込んだワードローブも多く見られた。
柔らかな風合いが魅力のピュアバージンウールで編んだジップアップポロもそのひとつ。ネイビーボディに彩りを加える赤いライン、カレッジロゴ風のワッペンなど、レトロなディテールを使いながらも懐古的に見せないのがさすが。その胸元に垂らしたレザーネックレスには、シルバーのドッグタグとキーチャーム。遊びの加減もいちいち絶妙である。
ライン入りのリブがアワードジャケットを思わせるビスコースのジャンパーにストーンウォッシュ加工したストレートデニム。モノグラムをモチーフにした総柄のシャツはタックインして、新作「My LV Belt」のバックルでウエストマーク。
どこか懐かしくもモダンなスタイルへと昇華させるその姿には、ラグジュアリーにいつも新たな価値を提示するメゾンの矜持が宿る。
ラグジュアリーとは華美であることとイコールではない。そのことをメゾンはよく理解している。
シックなチェックコートを軸にダークトーンでまとめたウィンタースタイル。また、コートはジャカード織りのウールでニットはカシミヤ、パンツはフランネルと、季節感ある素材の組み合わせが暖かみを増してくれる。
2011年、メンズ・コレクション アーティスティック・ディレクターに就任したキム・ジョーンズは鮮烈なデビューを飾った。マサイの民族衣装をモチーフとした色とりどりのダミエマサイチェックは話題を呼び、現在のメゾンの躍進の口火を切った。
今季彼は、それをモノトーンで再構築し、シンプルなニットにのせた。主役から脇役へ。引き立てるのはプレッピースタイルを思わせるグラフィックの大判ストールである。常にトレンドを牽引する存在が魅せる新陳代謝に、時代の変遷が映し出される。
起毛感のあるブラッシュドコットンをベースに、袖とフードにモールスキンとパラシュートナイロンを組み合わせた、ユニークなデザインのブルゾン。それに、驚くほど軽量なテクニカルウールフランネルを採用したイージーパンツやニットアッパーのテック系スニーカーを合わせることで、スポーティかつモードなコーディネートを作り上げた。
森 健人=写真 小林 新(UM)=スタイリング 宮本佳和(perle)=ヘアメイク