凍える季節のその前に、オッサンになった今だからこそワードローブに加えたい1枚がある。深い温かみを持ち、大人感を演出してくれるコットン生地のアウターだ。若い頃にはわからなかった、渋い魅力がそこにある。それぞれ個性の違う、今季の5アイテムを紹介しよう。
FLANNEL
フランネル
ドッグイヤー襟の普遍的なデザインのスウィングトップをイヤミにならない程良いドロップショルダーと優しいベージュのコーデュロイで。タイムレスで丁寧なもの作りをするブランドらしさがきちんと出た満足感の高い1着。いつものヴァンズとワークパンツに合わせてみて。
MAISON FLANEUR
メゾン フラネール
ハンドウォーマーポケットが付いたオールドスタイルなダブルブレステッドコート。長い丈と太畝のコットンコーデュロイ使いが、まさに今秋手に入れたい理由。それでいて長く着られそうなオーセンティックな”重さ”がいいのだ。
ENGINEERED GARMENTS
エンジニアド ガーメンツ
定番の「ワーカデイ」ラインで見つけた、細畝のコーデュロイ素材のショップコート。内側に直接アクセスできるサイドスリットやクラシカルなドーナツボタンといったディテールは、まさにワークウェア然としたもの。で、アメリカ製というのも好きでしょ!?
SCYE
サイ
程度のいいヴィンテージのユーロワークウェアのような雰囲気を持つ、重厚なコットンベロア地のハーフコート。バックベルトを備え、着用時にメリハリのある見た目に。プリントが入ったパーカと合わせて、ユースな感じで着てみたい。
TS (S)
ティーエスエス
玉虫色のナイロン混コットンが目を引くラグランスリーブのコートは、軽い生地感で、まさに今着たい量感。襟を太畝のコーデュロイで切り替えることで、よりクラシカルな印象になった。羽織るだけでオッサンとしての渋みが増す。
重厚でレイヤードのしがいもあるアイテムたち。定番で長く使える相棒は見つかっただろうか。ニュアンスのある今季の1枚でひと味違った冬を過ごしていただきたい。