風呂とオッサン vol.4
家庭を持つオッサン世代にしてみれば、風呂はひとりになれる数少ない場所。日々の疲れを癒やし、明日への英気を養うためのエナジースポットだ。しかしそのことを意識せず、ただ“気持ちよく”入っているだけの人がほとんどでは? いやいや、風呂の楽しみは深い。身体の調子を整える健康効果、そしてエンタメ溢れる小さな個室。すなわち、探求の余地がある“風呂ンティア”なのだ!
「風呂とオッサン」を最初から読む残業を終えた夜。明日の朝も早い。帰宅して風呂に入って食事して就寝……という流れを帰路でシミュレーションしただけでも、ゆっくりできる時間はあまりない。ならばひと息吐けるお風呂の時間を、極上の癒やし&エンタメタイムに変えてしまおう。相棒はデジタルガジェット。テクノロジーがお風呂ライフをどうアップデートしてくれるのか!? 家電量販店ビックカメラにオススメのガジェットをセレクトしてもらった。
濡れた手でタッチ操作できる!テレビだけではなくDVDも風呂で視聴お風呂で使えるテレビの中でも、一番売れているというパナソニックの『プライベート・ビエラ』シリーズ。中でも防水機能を備えた『UN-15TD7』は、チューナー部分にDVD・ブルーレイの再生機能がついているため、バスルームがプライベートシアターに早変わり。さらに、ネット経由でラジオ(radiko.jp)も聴け、多彩なエンターテインメントが楽しめる。
「テレビの視聴だけでなく録画した番組やDVD・ブルーレイも見られるので、お風呂の時間を有効に使うことが出来ます。また、濡れた手でも操作できるタッチパネルも魅力ですね」(ビックカメラ販売スタッフ、以下同)
イルミネーションで風呂空間が躍動!ハンズフリー通話もできるスピーカーBluetooth接続でスマホなどの音楽が楽しめる高性能スピーカー。360度にサウンドが広がり、クリアで迫力ある音響が楽しめる。特徴のひとつは『イルミネーション機能』。ウェーブやイコライザーなどをモチーフにした7種類のイルミネーションを、浴室の壁や天井に投影することができるのだ。
「専用アプリではイルミネーションのカスタマイズモードを搭載しており、組み合わせによってオリジナルのテーマを作り反映させることもできるんです。さらに、ハンズフリー通話機能も付いていて、入浴中に電話もできます」
防水機能が進化!さらに入浴に最適化した電子書籍リーダー防水機能を備える電子書籍リーダーで、水深2mの環境下でも最大60分耐久可能な『IPX8』準拠の防水性能を備える。また、フロントライト技術『ComfortLight PRO』を搭載していて、時間帯によって昼間は明るい白色、就寝前は目に優しいオレンジ色の電球色と最適な明るさで読書を楽しむことができる。楽天Kobo電子書籍ストアに対応し、内蔵メモリ容量は約8GB。テキストベースの書籍なら約6000冊、コミックなら約120冊から300冊分を保存可能だ。
「電子書籍はスマホやタブレットでもご利用できますが、光沢のある画面だと長時間の読書は疲れてしまいます。コンテンツの増加に伴い専用の電子書籍リーダーを購入される方が増えており、その中でも防水機能のあるこの商品は人気が高いです」
シリーズ累計200万台販売の“スゴ技”ヘッドスパで頭皮汚れを除去美容家電のパイオニア・ヤーマンのホームエステ『アセチノ』シリーズは、男性からも人気の高いボディケア機器を揃えている。特にお風呂で使える『アセチノヘッドスパリフト』は売れ筋のアイテム。人の指のような48本のシリコンブラシ『3Dフィンガートリートメント』というプロのほぐし洗いを再現した独自の技術で、頭皮に毎分約5万7600回の刺激を与え、毛穴をすっきり洗浄してくれる。
「アセチノシリーズは熱狂的なファンが多いことに驚かされる商品です。本格的なヘッドスパはもちろん、フェイス用アタッチメントに取り換えれば、フェイスラインから肩のケアだって万全です」
灯りと香りで癒やしの風呂空間を演出! ロウソクのようにバスタブに浮かべて楽しめる 入浴中のリラックス効果を高めるアロマポット&バスライト。お湯と数滴のアロマを本体ポットに入れると自然に蒸発。立ち上る香りとともに、ゆらゆらとロウソクのように揺らぐLEDの灯りを楽しめる。お風呂の電気を落とせば幻想的な雰囲気が味わえる。防水性能も高いので、浴槽に浮かべて使ってもOK!
「こちらの商品は比較的若いお客様に人気の商品で、寝室やリビングでの使用目的で購入される方も。防水機能があってお風呂でも使えることを伝えると購入を検討されるお客様もいらっしゃいます」
防水機能や性能の進化はもとより、アイテム自体の多様化には驚き。ニュースで情報を仕入れたり、映画などの作品を満喫したりしたいときはテレビ、頭皮ケアをしたいときはホームエステなど、その日の気分によって使い分ければ、より充実したお風呂タイムになるはずだ。気になる製品を浴室に導入して、より快適なお風呂ライフを手に入れよう!
取材・文=末吉陽子(やじろべえ)