デニム好きなら自分にベストマッチのサイズ&裾丈を知っていると思う。そんな人にこそ聞いてみたい。”それ以外”を試してみたことがあるかと。デニムスタイルの幅を広げるための、新たなアプローチを紹介しよう。
題材はリーバイス「501T」
「501 」のシルエットを今の理想的なテーパードにリファイン。リーバイスの新たなアイコンとして認知されつつあるモデルだ。このモデルを題材に、インチアップにチャレンジする。
W31インチ×ジャストレングス
ウエスト31インチ、裾は九分丈。「501T 」のモデルのジャストサイズだ。
W32インチ×ダブル
いつものレングスだが、スラックスのように裾上げ。ダブルの幅は3.5~4cm。
ジャケットと相性抜群のシルエットに
ジャケットを合わせるならこのサイジング。ウエストを1インチアップすることで脚のフィットに余裕が出た。横ジワが入りにくくなり、スラックスのようなきれいなラインが生まれている。
W33インチ × 裾タメ
丈詰めをしていない購入したままの状態。ローカットスニーカーの上にのってたるむ感じ。
アメカジにニュアンスを添える「たるみ」コーチジャケットにパーカ。リラックスしたアメカジにはサイズアップデニムがよく似合う。裾回りのたるみが、濃紺デニムに立体的なニュアンスを与えてくれるのだ。
W34インチ × カットオフ
カットオフして適宜糸をほぐす。ほつれた糸3cm前後を含めてジャスト丈にするイメージ。
太め&短めのアレンジでモードにも対応タイトめのニットアンサンブルと太く短いデニム。トップスとボトムスのバランスの違いを楽しむ、モードライクなコーディネイトだ。ほどいた糸がプラスの遊び心。
紹介したのはジャストサイズを含めた4パターン。とはいえ、ご承知のとおり、レングスと丈感の組み合わせは無限大。少しの遊びで可能性を広げてみないか?