スタイリストとしてだけでなくさまざまな分野で活躍し、オーシャンズ世代の先頭を突っ走るアニキ・熊谷隆志さん。「波は撮るより乗る」と話すサーフィン好きのアニキをして、撮るを選択させた海の風景がこちら。サーフィンに最適なアイテムとともにどうぞ。
「熊谷隆志のお洒落で悪いか!」を最初から読む偶然出会った海のさまざまな表情
サーフィンを始めたのは33歳のとき。こんなに長く続いている趣味はサーフィンだけです。といってもスキルアップは諦めていて、年に2回のサーフトリップと、波のあるときに地元の葉山で海に入るくらい。それでも「え、幻?」っていう景色はたくさん見てきました。
カリフォルニアでは霧の中からアザラシが出てきたし、突然ペリカンが現れたことも。茨城ではスナメリに出くわしました。葉山の海はさらっときれい。ふと顔をあげると富士山が見えます。でも、通常サーファーは景色を頭の中にインプットする。だって陸に上がって写真を撮っていたら、いい波を逃してしまうから。
僕が海の写真を撮るのはたまたまカメラを持っていたときだけ。ここだけの話、さまざまなフォトグラファーが海の写真を撮るけれど、撮った人がサーファーかそうでないかはすぐ分かりますよね。僕はやはり乗りたくなるようなきれいな波を撮りたい(笑)。今行ってみたいのはコスタリカ。ジャングルを抜けるとその先にビーチが広がっているらしい。撮影? いや、まずはサーフィンですよ。
思わず行きたくなる! 世界の海で撮った珠玉の一枚
「サーフィンをしていると、ありとあらゆる海の表情に出会える。そのほとんどは心のアルバムにしまってあるけれど(笑)」。そう語りながらも紹介してくれた写真がこちら。
ハワイ
モントーク
カリフォルニア
最高の景色をこのアイテムと。ウィンダンシーが展開するサーフギア
東京・駒沢のパーソナルショップ、ウィンダンシー。実は、洋服や雑貨以外にサーフギアも手にできる。ここではその一部をご紹介。※すべて受注生産。
サーファーなら、目の前のいい波はもちろん乗る。これ当然。でも、この景色を目の当たりしたら…….。いい波も幻想的な風景も、おいそれと見られるものではない。その瞬間、あなただったらどうする?
熊谷隆志(くまがいたかし)
1970年生まれ。渡仏し、’94年スタイリストとして活動開始。’98年以降はフォトグラファーとしても活躍。東京・原宿にあるセレクトショップCPCMのディレクターを務め、ファッションからクラフト、ワークショップなどのモノ・コトを通して、本質的なウェルビーイングを提案している。東京・駒沢ではパーソナルショップ、ウィンダンシーを運営。また、グリーンライフにも造詣が深く、趣味はサーフィン。
熊谷隆志=写真