急に寒い日が増えたこの頃。今のうちにアウターを選んでおきたいところ。どれにしようか迷っているなら、そして、せっかく迷って手に入れたなら、冬まで長~く愛せたら素敵じゃないか。ということで、ふたつの注目アウターを例に、レイヤードの楽しみ方にフィーチャー。秋だけじゃなく、冬のスタイルもここで先取りだ!
【注目アウター1】
インナーに“着足せる”「デカいデニムジャケット」
ビッグシルエットの流行もあって台頭してきたオーバーサイズのデニムジャケット。その“ゆとり”は、秋にも冬にも頼りとなる。LAの新興ブランドによる1着を例にすると、丈は短めながら、肩が落ちてアームホールも太いゆったりとしたシルエット。これにより、秋には長めのTシャツとスリムなボトムスに合わせれば新鮮なバランス感を味わえる。冬には、厚手のフリースをインしてもパツっとせず、素材のコントラストが付いて奥行きのある着こなしとなるのだ。
<秋コーデ>“ゆとり”を活かして気分なシルエットを堪能
<冬コーデ>“ゆとり”を活かして防寒着をインナーに
<コレもオススメ>CMMN SWDNコモン スウェーデンしっかり肩の落ちたルーズなシルエット。でも、マットで深い黒のデニム生地による端正な顔つきなら、大人も手に取りやすいでしょ?
RHCいわゆるセカンド型の2ポケデザインで、ハードな色落ちがヴィンテージライク。だが、身幅を広く設定したボックスシルエットでモダンな仕上がり。
【注目アウター2】
インナーに挿し込める「薄軽のシェルパーカ」
スラックスからデニムまで、あらゆるボトムスに合わせられる万能アイテムであるソフトシェルパーカ。なかでもプレーンなデザインのものを選べば、冬にはウールのチェスターフィールドコートなどにインナー使いしてもすんなり馴染む。“薄軽”だから、もちろんゴワつきはナシ。おまけに、ここで着用したピークパフォーマンスのものは、ベンチレーションにより通気性が確保されている快適な一着。秋冬ともにシックでいて爽快なコーディネイトを約束する。
<秋コーデ>タイト&シックにまとめたスポーツモード
<冬コーデ>薄軽だからインナー使いしても着膨れ感ゼロ
<コレもオススメ>ASICSアシックス荒天においても衣類の中を快適に保つ技術「モーションプロテクト」が活きたランニング用モデル。身体に沿うように立体裁断し、動きやすさも確保。
THE NORTH FACEザ・ノース・フェイス左腕に入ったプリントと胸のリフレクターのロゴが目を引く。フードを内側に折りたたむとスタンドカラーになり、着こなしに幅をもたらす。
秋はアウター選びが楽しい季節。せっかくの1着、少し視点を変えてみると、冬にも格好良く着こなすこともできる。お気に入りの1着とずっと付き合うレイヤードの小ワザ、ぜひ実践を。