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2017.08.17

あそぶ

となりのテントの住人は何を食べている? キャンプ場で突撃!隣の外ごはん


キャンプの醍醐味のひとつといえば“メシ”。そもそも、屋外で食べるという非日常の特別感や開放感は、食事をいっそう美味しく、楽しくしてくれる。それ、子供の頃の遠足や、河原で楽しんだBBQで、先刻承知ですよね。
じゃあ、何を食べよう? となる。お決まりのBBQや鉄板のカレーも捨て難い。ならば、キャンプ常連組のお夕飯を参考にさせてもらおう。ということで、やってみました、オーシャンズ的キャンプ de 隣の外ごはん、スタートです!
 

突撃1:スタミナ満点、そして簡単「焼肉ボウル」


見よ、このボリューム感! 肉は炭火焼きすることによって旨みを内部に閉じ込めているからとってもジューシー。ダッチオーブンでふっくら炊いたご飯もいい塩梅だ。プチトマトやレタス、焼きピーマンで彩りと栄養をプラスしたら、“インスタ映え”も良さそう。
キャンプ初心者でもアプローチしやすいほど調理はお手軽。これだけあれば、わんぱく小僧たちの笑顔とお箸もとまらないはずだ。
ごはんを炊くなら飯盒が基本。ただ、より大きいダッチオーブンで炊けばふっくらと炊き上がりやすく、もちろんお楽しみのおコゲもバッチリ。しかも、ダッチオーブンなら煮込み料理など使い道いろいろ、米にスープに丸焼きに、便利な相棒になってくれるのだ。
肉は火は通しすぎ厳禁。表面をサッと焼いて旨みを閉じ込めるのがコツだ。というかもうそれだけ。香ばしい匂いがしてきたら……つまみ食いは3枚まで!

突撃2:作って楽しい、食べて美味しい、分けてうれしい「ロティサリーチキン」


複数の家族でワイワイやるキャンプパーティなんかにはもってこいの鶏の丸焼き「ロティサリーチキン」。作り方的にも量的にも家庭ではなかなか難しく、キャンプならではの楽しみだろう。
一見難しそうと思うかもしれないが、道具さえあれば作り方はカンタン。丸鶏に串を突き刺し、あとはじっくりと回し焼くだけ。技術より根気の勝負だ。今では自動で串を回してくれる専用マシンもあるため、さらにアプローチしやすくなっている。しかも、凝った料理に見えるから仲間たちからも一目置かれること間違いなし!
電動モーターが付いた焚き火台でロティサリーチキンが楽しめる。いいね!と思った人はこちらへwww.frontistar.com
 

突撃3:注文して30秒じゃ全然出てこない! スローに楽しむ手作りグルメバーガー


またまた肉、しかし肉は肉でもこちらはひき肉のパテ。焼けたら厚手のバンズに挟めばハンバーガーの出来上がりだ。家でパテのタネを仕込んで置いて、クーラーの隅に忍ばせて置けば現地での手間は意外と少なくできる。
しかし、やはり自分で作ってみると、好きな野菜も挟みたいし、チーズと目玉焼きを乗せても美味しそう! などとこだわるうちに気づけば30分は経っている。お店みたいにファーストには出てこないけど、スローに自分だけのオリジナルを作る楽しさは、そこいらのハンバーガーショップじゃ、味わえないよね。
 

突撃4:OGビーフでも国産牛でも、うまい! ミディアムレアなホイルステーキ


こちらはなんとも贅沢でダイナミックなアメリカンステーキ。しっかり焼き色をつけた外側は食欲をそそる“見た目”と“香り”、そして“肉汁を閉じ込める”という3役を担う。焼き色をつけてからはアルミホイルで巻くと水分を逃さず焼けるので、炭火でありがちな焼き過ぎパサパサステーキを作らずに済む。そして中は、アメリカンビーフならではの赤味を残しミディアムレアで肉の旨みを凝縮。たまりません。

突撃5:トマトスープ


じっくりコトコト煮込んでいるのはトマトスープ。キャンプで煮込み系といえばカレーを想像しがちだけど、パンチの強いBBQ料理の合間に、この優しい香りに鼻孔をくすぐられたら……。

突撃6:チキンのポトフ


なんとも豪胆。鶏一羽を丸ごと加えたチキンのポトフ。野菜の美味しさが溶け込んだスープもいい。ローズマリーなど、ハーブをさりげなく加えて隠し技を。早めに仕込んで具材がホロホロになるまでじっくり煮込むのがオススメ! 薄めの味付けならスタートにも締めにもGOOD。

突撃7:焼きトウモロコシ


キャンプめしの基本の“キ”とも言える、焼きトウモロコシ。初心者から上級者までみんなが取り入れているのだから、やってみる価値はある。最初は皮付きのまま焼いて、火が通ったら最後に焦げ目をつけるのが失敗しないポイント! 醤油やバターもお好みで。
 

キャンプ常連組推奨! 使えてシャレてる“キッチンギア”

料理にばかり目を奪われがちだが、実は、調理道具やカトラリーといったキッチンギアにもキャンパーたちの個性が表れる。単に便利ってだけじゃなく、料理とともにテーブルを彩るインテリアにもなるこだわりの数々。ここではその一部を紹介しよう。
ペトロマックスのファイヤーボール

テーブルの中央に設えたのは、1910年にドイツで誕生した灯油ランタンのブランド、ペトロマックスのファイヤーボール。下で火を炊けば鉄板として機能し、焼きそばや目玉焼きを作ることも可能。しかも、上に焼いた炭などを持って来れば焚き火台としても使える。食後に、プチキャンプファイヤーもいいね。
アキヒロジンのマグカップ

こちらのペアマグカップは、木工作家、アキヒロジンさんの作品。手彫りで掘られたその風貌は温もりに溢れ、いつものコーヒーもなんだか特別に思えてくる。さらに、カップの内側と上部には漆が塗られており、使っていくほどに表れる経年変化も楽しい。
ラルフローレンのカトラリー

持ち手のウッドの模様だったり、ネイティブアクセサリーを思わせるコンチョのようなデザインがあしらわれていたり、細部に至るデザインがなんともおしゃれなこちらのカトラリー。いったいどこの? と思ったら我らがラルフローレン。さすがです。
ケメックスのコーヒーメーカー

一体成型された美しくも特徴的なフォルム、木枠を革紐で巻き付けた持ち手。まるでオブジェのようなこちらのコーヒーメーカーは、1941年の誕生以降、長い間ロングセラーを記録するご存じケメックスの逸品。優雅なひと時を演出する最高のパートナーです。
タカヒロ社のコーヒーポッド

無駄を削ぎ落とした朴訥な趣は武骨ながらどこか可愛く、アウトドアにもぴったりハマる。このコーヒーポッドは、国内の金属加工の一大産地としても知られる新潟県燕市発の業務用厨房用品メーカー、タカヒロ社が製作。細い注ぎ口は真下に落ちる感覚で注げ、開口部は広めに取っているからお手入れもしやすい優れもの。
ブラスタートング

こちらの方が使用しているのは、単なる火吹き棒ではない。その名もブラスタートング。これを知っている人はかなりのキャンプ通。実は火吹き棒と薪ばさみを組み合わせたシロモノで、薪を動かしながら狙ったところに空気を送れるというひとつ二役の便利グッズだ。


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