この夏ロエベは、イビザ現代美術館で3回目となるサマーショップをオープンさせた。そちらで「パラウズ ブティック」のリバイバルコレクションが展開されたのを記念して、‘70〜80Sを想起させるような特別トラック「クロース トゥ パラダイス(Close to Paradise)」をリリース。作曲を手がけたのは、2manydjsでも知られるソウルワックス、キュレーションはファッション界の重鎮プロデューサー、ミシェル・ゴベールが担当している。加えて、アートワークはパリで活動するイル-ストゥディオ、プレスをイギリスのザ・ヴァイニル・ファクトリーが手がけるという、多国籍スタイルな超豪華限定レコードだ。「SoundCloud」と「Deewee.com」で視聴が可能だが、8月からはiTunes StoreとSpotifyでもダウンロードできるようになる。
ロエベのクリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンは、子供の頃に訪れたイビザに特別な思い入れを持つとともに、「あの場所にはアバンギャルドの拠点としての長い歴史がある」とコメント。
さらにトラックだけでなく、iTuneでフリーダウンロードができるデジタルブック「クロース トゥ パラダイス(Ibiza Close to Paradise)」も展開。こちらは12のチャプターで構成され、12カ所のイビザを象徴する場所、イビザにまつわる16名の有名人などをピックアップしている。
いずれも「ロエベ」のカルチャー的側面と、イビザの魅力が再確認できる重要なパッケージとして、世界のファッショニスタのみならず多くのクリエイターに注目を浴びている。
名立たるメゾンのコレクションやパーティでプレイリストなどを手がけるパリ在住のサウンドディレクター。カール・ラガーフェルドとも親交が深く、「フェンディ」や「シャネル」のサウンドディレクションを担当したことでも知られている。
デイヴィッドとステファンのディワーラ兄弟を核としたダンス・ロックバンド。同兄弟は、DJデュオの2manydjsとしても活動。レコードレーベルDEEWEEも運営している。
60、70、80年代のヴィンテージ写真などを中心に構成。イビザのクラブPACHAの創業者、リカルド・アーゲル、ホテル経営者のトニー・パイクほか、当時のヒッピーや住人たちの貴重なオーディオインタビューも公開している。