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2017.07.25

ファッション

Tシャツ、短パン、麦わら帽子、夏の三種の神器を今夏はどう着る?

子供時代もオッサンになっても、男にとって「Tシャツ、短パン、麦わら帽子」の3アイテムは変わらず夏の“お決まり”。変わったことといえば歳をとったことぐらいか。
が、そこが重要。もういい大人だけに、昔のまんま着ていてはイタいオッサンになってしまう。昔と変わらぬ愛着を持ちながら、今の感覚でどう付き合うか。種さんの着こなしにそのカギが隠されている。
「種カジのタネあかし」を最初から読む
Tシャツ/クラウディ クラウディ、パンツ/リチャードソン、サンダル/ホカ オネオネ、ハット/ノーブランド、サングラス/オークリー、バッグ/B印 ヨシダ × オンブレ・ニーニョ ※全て私物
とうとう種さんも短パン、解禁! てことで、今回は夏の大命題、子供じみない「短パン」の着こなし方。手始めに色使いで清潔感をアップさせた種さん。その理論はチョーシンプル。白Tはきっと誰もが持っているド定番、ならそれを活かして白で統一したということ。種カジの基本である“ワントーン”にそのままそっくり当てはめたってワケだ。
とはいえ、白一色のコーデに不安がないわけではない。Tシャツや短パンを白でまとめると、ややもすれば“体育の時間”になってしまわないか? しかも、洗濯が大変そう。でも種さん、その不安も折り込み済み。Tシャツは肩が落ちるXLサイズ、短パンは36インチと、今どきなシルエットで揃えている。しかも、洗濯でヨレヨレを避けたいアイテムはあらかじめ複数枚買いし、ヘタレてきたら部屋着、ゆくゆくは大掃除の雑巾として活用する。だから白だって気後れしない。

気づけば、麦わらにサンダルとその周辺も夏なモノを選択。先月のテーマだった“旬のモノ”をここでも存分に堪能している。東京ブランドのオンブレ・ニーニョにB印が別注したバッグは、ハットと同様のストロー素材で仕上げられたもの。編み込み部分はポリエステルコードのため濡れた荷物でも安心。大容量も外出機会が増えそうなこの時期に何かとうれしい。

オーバーサイズによる短パンの弛みは、ワコマリアとウルフズヘッドのコラボによるスタッズベルトで締めた。しかも、チラッと見えた時には白一辺倒による甘さを引き締めてくれる効果も。ダブルの役割を狙って採用するあたり、さすがです。でも普通にしてたらほぼほぼ見えない。が、これはこれでご愛嬌(笑)。

短パンやサンダルに負けず劣らずの夏の風物詩がビール。種さんも大いに賛同で、ここ最近ハマっているのがクラフトの箕面ビール。確かにラベルがかっこよくて赤がコーデのいい挿し色に……って着こなしと関係なくなってる!
TシャツはロンTを選び大人っぽさを演出。綺麗なストローハットは、聞けばメキシコのお土産で金額はなんと500円だとか。自身の経験や好み、年齢を鑑みたアイテムを選べば「子供っぽい?」と不安のアイテムもご覧の通り。大人たちの背中を押してくれる短パン攻略のタネ、今夏の参考にしてみては。
PROFILE
たねいちあきら●1972年生まれ、東京下町出身。サーフィンを愛する海男。最新トピックスは、なんと長年勤めたビームスを退社。心機一転、フリーランスとしてブランドのコンサルティングやプロダクトのディレクションなどを手掛けていく。新たな旅立ちに胸踊る44歳。種カジのこぼれネタがポストされるインスタ(@taneichiakira)もチェック!
 
山本 大=写真


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