話題の人工知能をはじめとして、今、若い頃に想像した未来は現実のものとなってきている。例えば時計も然り。
ご覧の「フェスウォッチ ユー」はいわゆるスマートウォッチとは別感覚の“ミライ時計”だ。ボタンを押せば文字盤とベルトのデザインが瞬時に切り替わる。変幻自在のメカニズムのキモは電子ペーパー。薄く、軽く、曲げられるから、こんな芸当ができるというわけ。
プリインストールされたデザインは12種類。専用アプリと連携すれば、スマホで撮影した画像を取り込んでオリジナルデザインを作ることもできる。それってめちゃくちゃ楽しくない? このミライ時計を作ったのはソニー。大向こうを唸らせる創造性と革新性。かの「ウォークマン」を知る世代としては納得だなあ。
「サルヴァトーレ フェラガモ」のスニーカー
身に着ける柄は愛着が湧くようなものだとなおいい。Tシャツなどがそうで、愛着を超えてアティテュードに変わっていくこともある。
フェラガモのカプセルコレクション「パサーバイ」のスニーカーには、ブランドの頭文字を携えて歩き回る紳士=ウォーキングマンがプリントされている。世界を股にかけるジェットセッターがモチーフだが、ある意味僕らの姿と重なる。
たとえ海外に行かずとも頑張っている自分を投影すれば愛着もひとしお。アピールするわけじゃないが、歩き続けるぜ、というアティテュードとしてもいい。ウォーキングマンは"ワーキングマン"でもある!?