大のビール党を自称するマーシーが、最近スコッチにハマっているという。 そのきっかけとなった銘柄がブルックラディ。なかでも、飲みやすい味に加え、もの作りの姿勢そのものにも共感を覚える「ザ・クラシック・ラディ」の魅力のポイントをマーシーが語ってくれた。
POINT1:スコッチらしからぬポップなボトルデザイン
海男・マーシーがまず心を奪われたのが、「スコッチの聖地」とも呼ばれるスコットランド・アイラ島の海をイメージしたというボトルデザインだ。「ラディ・ブルー」と名付けられたその鮮やかなカラーをベースに、ぎっしりと埋め尽くされた白のタイポグラフィをよく見ると、ブルックラディが掲げる信念や1本のスコッチが出来上がるまでの詳細なデータが記されている。「スコッチって格式張ったイメージがあったから今まで自分で買うのに抵抗があったんだけど、このポップなデザインに惹かれて挑戦してみたくなったんだよね」と話すマーシー。海好きな男なら思わず“ジャケ買い”したくなるようなキャッチーなデザインに感心しきりだった。
POINT2:ビギナーに優しいノンピートの味わい「こんなにフルーティで飲みやすいスコッチは初めて!」とマーシーが絶賛するのは、とにかく味わいがマイルドだから。多くのシングルモルト・スコッチウイスキーには、麦芽を乾燥させる際にピート(泥炭)を焚くことでスモーキーなフレーバーが加味される。その味は個性的である一方、苦手と感じる初心者も少なくない。その点、この「ザ・クラシック・ラディ」はピートを使用しないノンピート製法のため、クセが少なく、甘いオークと香ばしい大麦の風味がそのまま味わえるスコッチ。だから「ビギナーに優しい!」のだ。
POINT3:土壌を大切にする“ノーフ的”思想味わいはビギナー向けとはいえ、その造りは本格的だ。ブルックラディはアイラ島産の大麦を100%使った史上初のシングルモルト・スコッチウイスキーも生産している。そのこだわりは蒸留所としての誇りや品質維持のためだけでなく、テロワール(土地)を大切にする姿勢の表れでもある。「麦だけでなく、それを育む土にもこだわる。僕も農園で野菜作りをしているだけに、こうしたノーフ的思想には強いシンパシーを感じちゃいますね」。
POINT4:どこかうれしくなるOC世代の活躍1881年に設立されたブルックラディは20世紀の半ばにいったん生産を休止したものの、アイラ島のウイスキー造りを守ろうという志を持った人々が集まり、2001年に復活を遂げた。現在、約80人のスタッフが働いているが年齢層は若く、30〜40代のオーシャンズ世代が原動力となっているのだ。「ブルックラディはアイラ島の雇用の創出にもひと役買っているらしく、みんなで島を盛り立てようとしている姿に感銘を受けます!」。
POINT5:そんなマーシーはもっとスコッチを知りたくなった「最近、晩酌にスコッチを選ぶことが多くなったから、今度はピートの強いタイプにも挑戦してみたいですよね!」というほど、すっかりスコッチの魅力に釘付けのマーシー。ブルックラディは先に紹介した「ザ・クラシック・ラディ」を含む、全6種類をラインナップする。これらは、ピートの強さと大麦の産地の違いで分けられていて、「ポートシャーロット アイラ・バーレイ 2008」と「ポートシャーロット スコティッシュ・バーレイ」はヘビーピート、「オクトモア 07.3 アイラ・バーレイ」と「オクトモア 07.1 スコティッシュ・バーレイ」は世界最強のピート香になっているとか。
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