世は空前のアウトドアブーム。周りからは週末にキャンプだBBQだという話題がすぐ出てくる。となれば、オッサンの楽しいライフスタイルを追求するオーシャンズも黙っちゃいられない。理想のアウトドアライフについて真剣に、面白く考えた。
そこで提案したいのが、ちょっと贅沢なテント。名付けて“イモムシヒルズ”。普通でもじゅうぶん楽しいアウトドアに、「リッチ感」「特別感」が加わって、夢のような時間を過ごせること間違いなしなのだ。
「ノルディスク」のレイサ613万8000円/ブルースカイング 03-5477-3203
イモムシを連想させるこちらは、北欧をはじめとする欧州では定番のカタチ。ユニークなビジュアルが男心をくすぐるが、それだけじゃない。
広々とした内部は付属のインナーテントを使って区切ることができ、自分好みにカスタムできる機能派でもあるのだ。つまりはアイデア次第で、リビング広めの1LDKにも、細かく割った2LDKにもなる、といった具合。さらに先端部分を巻き上げれば、タープを張ったような開放感抜群の空間だって作り出せる。いわば、テラスまで手に入るってわけ。
身長190cm近い人が立っても圧迫感のない6人用テントだが、たためば肩に担げるバッグくらいの大きさに収納可能。グリーンの色みが自然の中で映え、シロクマのブランドロゴもナイス。
たとえば、こんな使い方はどうだろう。テーマは「アクティブな人の2世帯住宅」。真ん中のスペースにはテーブルとイスを並べ、リビングのような空間を目指した。テント右側はインナーテントを使ってふたつの寝室に。ここでお互いのパートナーとの時間を満喫できる。
逆に左側は巻き上げてタープのように使い、焚き火や調理ができるテラスに。ただ、火を使う際は一酸化炭素中毒にならないよう、十分な換気が必須だ。閉め切ることは絶対に避け、火の取扱いに注意しよう。
OTHER CHOICE -こちらもオススメ!-「ニーモ」のワゴントップ6P独自のポール構造により屈まずに出入りでき、同時に広い居住空間も確保した6人用テント。居住スペースを2区画に区切ることも可能で、就寝スペースと荷物を置くスペースをしっかり分けられる。
「ヒルバーグ」のナロ4 GTプロの登山家からの支持も厚い本格派は総重量3.6kgという軽量性が魅力。インナーテントとフライシートが一体化され、組み立ても容易だ。仕切られた寝室は4人が並んで寝られるよう横幅を確保。
なお、より贅沢な空間を楽しむなら○人用と設定される人数より若干少なめのメンバーで使うのがオススメだ。
表参道でも六本木でもない、海と山に囲まれた理想の我が家。夢のアウトドアライフの第一歩として、こんな“ヒルズ”に住んでみたくならない? ちなみに、少しくらい雨が降っても大丈夫。でも、強風には注意して。しっかりペグダウンしないと大切なマイホームが飛んでいっちゃうからね。
清水将之、林 敏一郎、鈴木泰之=写真 平 健一=スタイリング