サングラスは、何も夏専用のアイテムじゃない。冬は日差しが柔らかいから、濃色ではなく薄色レンズのバリエーションが増えてくる。そんな今の最旬“街サングラス”がこちら。レトロ感が魅力のフラットレンズ(凹凸のないレンズ)や、日差しの有無によってメガネとサングラスを切り替えられるクリップオンタイプなど、この季節ならではのお洒落を楽しもう。
MYKITA+AMBUSH:マイキータ+アンブッシュ
レンズに映り込む景色が天地さかさまになる面白い1本。もっとも、掛けている本人は分からないけれど。サングラス愛好家のVERVALがディレクターを務めるアンブッシュと、マイキータによるコラボ。こんな遊び心が、冬のサングラス選びを楽しくしてくれる。
8000 METRI:オット ミラ メトリ
1930年代のアルピニストたちのサングラスをイメージ。それゆえのフラットレンズで、ツーブリッジやレザー巻きリムといった男っぽいディテールが満載なのだ。
OAMC:オーエーエムシー
シュプリームのデザイナーを務めていた人物によるブランド。ボストン型ベースの柔らかいラインの玉型に、薄いブルーのレンズ。実に洗練されている。
999.9:フォーナインズ
いつものメガネがサングラスに! ビジネスシーンでは、シンプルなプラスチックフレームのウェリントン型メガネ。ブランド独特の「逆Rヒンジ」が、フレームの歪み防止とデザイン上のアクセントに。プライベートタイムには別売りの専用クリップオンを装着、サングラスへと早変わりする。クリップオンは跳ね上げ式なので、たとえば車を運転中にトンネルに入ったときや、冬の早い日が暮れかけたときに、サッとシェードを上げられて便利。
冬のサングラスはレンズで選ぶ。サングラスも洋服と同じで、その季節に合ったマテリアルやデザインがある。それらが絶妙にマッチしたとき、気分がアガる“オッサンのメガネの装い”が完成だ。雑誌版OCEANS2月号では、スポーツ系からクラシックなものまで、他にも多数のメガネ・サングラスを紹介中。ぜひチェックを。
清水健吾=写真 川田真梨子=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)、内山多加子(commune)=ヘアメイク