2021.04.30
ANNIVERSARY

チョコプラが抱えるコンビ問題「おなら」と「友達」。15周年の思いを全部出し

デビュー前のチョコプラ、長田庄平さん(左)と松尾 駿さん(右)。若っ!

人気お笑いコンビ、チョコレートプラネット。誰もが実力派と認める長田庄平さんと松尾 駿さんは、15年前にコンビを結成した。そう、創刊15周年の「オーシャンズ」とは“同期”なのである。

彼らの15年は、今の活躍からさぞ華やかな歩みかと思いきや、なかなか困難な道だったようで……。

「15周年のチョコプラ、光と影の歩み。長田と松尾の赤裸々トークを全公開」はコチラ

仲良しコンビ、互いの今の印象から

編集部 チョコプラって本当に仲いいですよね。それぞれお互いのことをどう思っているんですか。まずは長田さん、いかがでしょう?

チョコレートプラネットの15周年取材
リモート取材でのひとコマ。

長田 松尾のすごいところは、僕が提示したネタを、コンセプトを理解したうえで100%以上のものに仕上げてくれるところです。自分の想像を必ず上回ってくる、そこは本当に尊敬しています。ネタの作りがいがあるというか、その意味で本当に頼りにしています。

編集部 愛のあるコメントですね〜。

松尾 ありがたいです、本当に。ネタはすべて長田さんが考えてくれているんですけど、とにかく(長田さんに)求められている以上に楽しくやろう、それはいつも考えているかもしれません。

編集部 では、松尾さんはいかがでしょう?

松尾 そうですねえ……。うーん。

編集部 ……?

松尾 うーん……。

編集部 松尾さん?

松尾 そうですねえ……。

長田 なんかあるだろ!

松尾 そうですねえ(笑)、アイデアマンなところでしょうか。次から次へと本当にいろんなことを思いつく。きっと長田さんは飽き性なんだと思います。僕もたいがい飽き性ですが、長田さんはそれ以上。そこは本当に尊敬しています。

長田 飽き性なところかよ(笑)!

NEXT PAGE /

おなら、友達、チョコプラが本気で悩んでいる互いの問題

編集部 では、逆に嫌なところってありますか? 

長田 最近、松尾は本当にしょっちゅう、どこでも屁をこくようになってきたんです。肛門が緩んできたのかな?なんて思うくらい。

松尾 そうなんです。最近、おかしいんです。ウ○コをしたいときに、たぶんそのニオイがぶわっと体から漏れてしまっているんですよね。自宅にいても、よく奥さんから「オナラした?」って言われるんですが、してないんです。まったく困ったもんです。

編集部 それは大変。今日はモニター越し(オンライン取材なので)で良かったです。では、松尾さんからは何かありますか?

「あー、これは僕らが最も迷っていた2012年のときですね。何をしていいかわかってない。若手芸人でおかっぱ頭とか金髪にしているのは迷っている証拠です」(松尾)。 「いつか答え見つかるよ。そう言ってやりたいですね」(長田)。

松尾 長田さんには、友達をもう2人、いや、 1人でいいから作ってほしいです。長田さん、友達がパンサーの向井 慧君しかいないんです。TVや雑誌の取材で「友達は誰ですか?」という質問があると決まって向井君の名前を出すほど。

編集部 パンサーの向井さんといえば、おふたりと同じNSC東京校11期ですね。プライベートでも仲が良いというのは、やはり同期は特別だから?

松尾 仲が良いのは大いに結構なんですけどね。実は聞くところによると、最近向井君は長田さんのことで(TV局や出版社から)アンケートが来るのがプレッシャーに感じているようなんです。彼は飽きるくらい長田さんの話を聞かされていると思うんですが、そろそろ答えるネタにも限界が……。

編集部 長田さん、これについてはいかがでしょう? 向井さん以外の友達は作れそうでしょうか?

長田 うーん……。いや、無理ですね。

松尾 えーっ!

長田 友達を作りたくないわけじゃないんですけど、合う相手がいないんですよね。

編集部 向井さんは何で合うんでしょう?

長田 例えば、僕はお酒を飲まない。そして風呂が大好きなんですよね。その点、向井も飲まないし風呂が大好き。好きなものが似ているので、一緒にいて楽なんです。いっさい気を遣ってません。そんなふうにいられる相手がいればぜひ友達になりたいんですけど、見つからない。だから、やっぱり無理ですね。

松尾 僕もたまには向井君と遊びたいんですけど、困りましたね。

NEXT PAGE /

売れっ子芸人になった今、何で贅沢をしているか?

編集部 15年の月日が経ち、ブレイクも経験したおふたりの生活は何か変わりましたか?

長田 芸人として売れるようになって環境も大きく変わったので、普通は変わらないことはないと思うんです。でも、全然変わってない。むしろ、変わらなすぎて怖いくらい。

編集部 本当ですか?

長田 強いて言えば体力がなくなったことくらい。老いによって、レスポンスが衰えてきています。でも、ライフスタイルは少しも変わっていません。

編集部 デビュー当時より使えるお金は増えたのでは?

「残念がならまだもう少し冬の時代が続く、そんな2014年の写真ですね」(松尾)。「あともうちょい我慢したらお前ら売れるから、そう言ってやりたいですね」(長田)。

長田 そりゃあの頃よりは増えました。でも、自分たち程度ではまったくお金持ちにはなれませんね。豪邸に住んでスーパーカーに乗って、なんてとこまでは稼げない。全然、稼げない。お金なんてまったく貯まりませんよ。

編集部 それでもこれにはお金を使っている、ってものはないんですか?

長田 もちろん自分が好きなものくらいは自由に食べれるようになりました。とはいえ、麻布や六本木のいわゆる高級店には行きませんからね。僕が唯一お金を使っているのは工具くらいでしょうか。

編集部 チョコプラのネタといえば、長田さんが自作した小道具が重要な役割を持ちます。自作の小道具を作るための工具、それはつまり芸のための投資ということでしょうか?

長田 工具の購入は半分趣味ですね。

編集部 最近はどんなものを買ったんですか?

長田 小さな電動ドライバーを買いました。

編集部 なるほど、それは収集癖に近いものなんでしょうか?

長田 いやいや、ちゃんと使ってますよ!

松尾 初めて会った頃から長田さんは工具が好きで、彼にとって工具は弁当を買ってくるような感覚。なので「また買ったの?」なんて疑問にも思いません。

編集部 そうですか(笑)。松尾さんは何にお金を使っているんですか?

オーシャンズの企画「スニーカー三番勝負」に出ていただいたときの松尾さん。DefJamのTシャツが、服好き、音楽好きを物語る。

松尾 洋服は好きなんですが、高価なブランドものは興味なくて。以前だったら5000~6000円のTシャツを購入するときにどの色にするか悩んだものを、今では色違いで買ったり、その程度ですかね。

NEXT PAGE /

深キョンとかマイティ・クラウンとか

編集部 ブレイクを経験してうれしかったことは?

長田 友人の子供に「うわ! チョコプラだ!」と驚かれたりするのは、有名人でよかったと思う瞬間かも。

松尾 それはありますね。家族や親戚、友達、その親御さんなど、昔から知っている人から「いつも見てるよ!」と言ってもらえるのもうれしい。

編集部 これまでに憧れの人と一緒に仕事ができたなど、心の底から高揚するような経験はどんなものがありましたか?

松尾 僕はレゲエが大好きなんですけれど、憧れのグループ、マイティ・クラウンから僕の声をサンプリングしたいと依頼されたことがあって。それが震えるくらい、うれしかったです。

編集部 長田さんはどうですか?

長田 僕はまだ会えてないんですよね。昔から、本当に深田恭子さんにお会いしてみたいと思っているんですが、なかなかその機会に恵まれなくて。この場を借りて、改めてそれを伝えておきます(笑)。

 

ダウンタウンとかウッチャンナンチャンとか

編集部 憧れていた先輩芸人たちとの共演もたくさんしたんじゃないんですか?

長田 確かに。ダウンタウンさんと普通に仕事できているというのが、改めて考えると本当にすごいことだと思います。

編集部 やっぱり天下のダウンタウンともなると、緊張するんでしょうか?

長田 そりゃ緊張しますよ。でも、ふとそれを当たり前に感じている自分に気付くと「いやいや、これ全然普通のことじゃない!」と我に返ります。

「これはブレイク間近の2017年の写真ですね」(長田)。「このベースボールシャツ、今でも着ています。このあと黒も手に入れます」(松尾)。

編集部 長田さんは出身が京都ですし、世代的にもダウンタウンには相当影響されたんでしょうか?

長田 まさしく。僕は『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系列)を観て育ちました。憧れといえば、あとは内村光良さんです。初めてウッチャンさんとお会いしたときは本当に感動したんです。それに、ウッチャンさんには……。

松尾 おい! そこはウンナン(ウッチャンナンチャン)さん、でいいだろ!

長田 まあ、うん、そうですね……。でもやっぱり、ウッチャンさんには直接自分たちのことを面白いって褒めてもらったんですよね。ウッチャンさんに褒められたのが本当に……。

松尾 だから、ウンナンさんでいいだろ!

長田 え、いやでも僕はやっぱりウッチャンさんが……。

松尾 だから、そこはナンチャンも入れておけよ。

長田 まあ、南原(清隆)さんも大好きなのかなと思ったんですけれど、やっぱり嬉しかったのは内村さんに……。

松尾 だから、ナンチャン忘れてんだろ!

長田 お前、ナンチャンっていうな!

松尾 ……。

長田 やっぱりネタを書いている内村さんに褒められたのが、うれしかったんです。

編集部 松尾さんはどうですか?

松尾 僕は神奈川県出身なんで、影響は受けたのはやっぱりウンナンさんですね。一緒に番組に出演させてもらったりすると、やっぱりすごさがわかる。「うわー!」ってなります。

NEXT PAGE /

20周年、30周年……。“次”を見据えたチョコプラが挑む目標

編集部 今後チョコプラが挑戦してみたいこと、あるいは夢や野望のようなものがあったら教えてください。

長田 僕はグッドデザイン賞が獲りたいですね。

編集部 それは長田さんらしい。15年のキャリアを経て、自作の小道具のクオリティにもさらに磨きがかかったという自信でしょうか。松尾さんは?

松尾 少し前から願望はあったんですがなかなか実践できていない、スティール・ドラム(パン)をいよいよ初めたいと思っています。トリニダード・トバゴを代表する打楽器で、教室にも通いたいと思っています。あとは車の運転ですかね。

編集部 免許ないんですか?

松尾 いや、持ってるんですがペーパードライバーなんです。それに、ハンドルを握ると人が変わっちゃうタイプなんですよ。それもどうにかしないと、と思っています。

編集部 どれくらい人が変わってしまうんですか?

松尾 それが結構ひどくて……。運転が下手くそなドライバーの人とかがいると、窓を開けて「何やってんだコラァ!」とか言っちゃうんですよ。

長田 お前、やめとけよ!

松尾 ずいぶん昔のことですよ、それ。今だったら、そんなこと言っちゃうと一発でアレじゃないですか? でも、絶対言っちゃうんで。

長田 だから、やめろ!

松尾 ハンドル握ると言っちゃいますよねー。

長田 お前、頼むから車の運転はやめてくれ!

松尾 それに方向音痴も治したくて。とにかく、ちゃんと運転できるようになれたらと思っていて。

編集部 芸人としての夢や野望も教えてください。

長田 ネタでもギャグでもなんでもいいので、誰もが知っているようなモノをつくりたいです。志村けんさんの「アイーン」じゃないけれど、後世に遺るようなモノ。そういうものを芸人としていつか生み出したい、そう思ってこれからも挑戦を続けていきたいと思います。

松尾 僕はIKKOさんと旅番組をやりたいですね。共演はあるんですけれど、旅番組というのはなくて。まずは一緒に韓国に行ってみたいですね。

編集部 チョコプラの挑戦、これからも楽しみにしています。おふたりに負けないようにオーシャンズも頑張らねばと決意を新たにすることができました。ありがとうございました!

長田松尾 こちらこそ、ありがとうございました!

 

安部 毅=取材・文

# 15周年# チョコレートプラネット# 芸人
更に読み込む