2021.04.20
ANNIVERSARY

10年前のユースケ&マーシーを蔵出し。対談で紐解くオーシャンズの歴史

「オーシャンズ」の歴史はこの2人なくして語れない。ユースケこと平山祐介さんと、マーシーこと三浦理志さんだ。

平山祐介さん(左)と三浦理志さん(右)がオーシャンズ編集部に! さーて、どんな話が飛び出すのか?

彼らは名実ともに本誌の看板モデルで、かれこれ10年以上オーシャンズを支えてくれているベスト・オブ・功労者。

「ユースケ&マーシー」と銘打ち、2人が共演するファッション特集は“名物企画”で、読者の皆さんからの人気も絶大、最近では動画連動など新たなフェーズに突入している。

そんな2人によるスペシャル対談でお届けするオーシャンズ創刊15周年企画、はじまりはじまり!

 

オーシャンズデビュー、早かったのはどっち?

編集部 本日は編集部まで来てもらって、ありがとうございます。

ユースケマーシーよろしくお願いしまーす!

編集部 さっそくですが、15年前のオーシャンズ創刊はどのように映っていたんでしょう? というか、創刊したこと自体、知ってましたか?

ユースケ はい。オーシャンズの存在は創刊号から知ってましたよ。たしか電車の中吊り広告を見て、だったかな。表紙のモデルが当時、パリやミラノでよく一緒に仕事をしていた友人のキューバだったので「この雑誌は何だ!?」と思ったことを覚えてますね。

オーシャンズの創刊号
こちらが創刊号。15年前を振り返ってみたら編集部が一番驚いた話もぜひ一読を。

マーシー 初オーシャンズは何の撮影?

ユースケ 確かバッグ特集だったかな。

編集部 正解! さすが、よく覚えてますね。ユースケさんのオーシャンズデビューは2010年4月号の特集「『男らしい』バッグ徹底ガイド」です。三浦さんはご存知でしたか? オーシャンズ。

平山祐介さんのオーシャンズ デビュー作。
ユースケさんのオーシャンズ デビュー作。2010年4月号だった。

マーシー 僕はね……実のところ、仕事をするまでオーシャンズの存在は知りませんでした(笑)。

ユースケ マジで! モデルなのに(笑)。

マーシー 当時は広告やチラシの仕事が多かったからさ(笑)。デビューは「オーシャンズ的モード観測」という企画のはずなんだけど、実はその少し前に編集部にひとりで“顔見せ(=モデルがファッション誌編集部宛に行う営業活動のようなもの)”に行って、それがきっかけですぐに現場に呼んでもらえた感じです。

三浦理志さんのオーシャンズデビューページ
2009年12月号の、マーシーさんオーシャンズデビュー作。ポロ ラルフ ローレンを着こなしている。

編集部 マーシーさんもすごい記憶力!

マーシー 自宅にあるオーシャンズのバックナンバーで、実は軽く予習してきました(笑)。

編集部 期せずして2人がオーシャンズに出演するようになったのはほぼ同時期なんですね。

マーシー まあ、俺のほうが4カ月先輩だけどね。

ユースケ あれ、もしかして三浦センパイって呼べばいい(笑)?

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ユースケ&マーシー初共演の秘蔵写真はコレだ!

編集部 そして、ほどなくして2人は2010年8月号で初共演。それがコレです。

2010年8月号のオーシャンズで平山祐介さんと三浦理志さんの共演
若々しいユースケ&マーシー。何やってるの?

ユースケ うわー、懐かしい(笑)。

マーシー ユースケも俺もめちゃくちゃ若い(笑)。

編集部 ところでこれは、何をやっている写真なんでしょう?

ユースケ 僕がマーシーにボクシンググローブの着け方を教えているシーンですね。そうした動作の途中をフォトグラファーさんが切り取った写真です。

マーシー それで、このあとユースケが小脇に抱えていたミットを使ってミット打ちを……。

編集部 したんですか?

ユースケ いや、してません。街中ですから(笑)。

編集部 そして翌月の2010年9月号ではこんな写真を発見しました。

かわいいマーシー発見。

ユースケ 三浦がモデルの生方ななえちゃんよりも可愛く映ってしまった写真ですね(笑)。

マーシー これは街中でアイスクリームをイチャイチャと頬張るカップルを見つけた僕が、羨ましくって近づいていくという……。

ユースケ いや、まったくそんな設定じゃない(笑)。たしか友人関係である3人の男女が思わぬ三角関係に!? なんてことを思わせたり思わせなかったりする、そんなことを話しながら取り組んだ気がします。

絶対に次も現場に呼ばれたい!

編集部 ちょうどこの頃、それまで外国人モデルだけを起用してきたオーシャンズが大きな転換期を迎えます。ユースケさんとマーシーさんという日本人モデルの起用は、読者が本当に共感できる雑誌に進化するための大きな一歩だったんです。それを裏付けるように2人の出演頻度が激増!

ユースケ この頃、僕が考えていいたのは「絶対に次も現場に呼ばれてやる!」ということだけ。だからこそ、爪痕を残せるような仕事をする、毎回それだけを心掛けていました。当時はまさか、これほど日本人モデルを主役にした雑誌にシフトしていくとは想像もしてませんでしたね。

マーシー 同感。オーシャンズは日本人モデルがこんなに出られるんだ!と、現場に呼んでもらえるたびに自分でも驚いていました。ちなみに僕もユースケみたいに「絶対に次も現場に呼ばれてやる!」って、もちろん考えていましたからね(笑)。

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伝説のはじまり。ユースケ&マーシー企画誕生の瞬間

編集部 そして、運命の2012年6月号。平山祐介と三浦理志を主役に据えた、「街男ユースケ&海男マーシーの休日“ラク楽”スタイル」特集。オーシャンズの“名物企画”が誕生した瞬間です

初めてのユースケ&マーシー企画。

ユースケ 僕らを起用したこの「ユースケ&マーシー」企画は、本当に嬉しかった。パリ・ミラノでランウェイを歩いた経験を踏まえた「モードな服好き」や、実際に趣味で乗っている「バイク好き」、ほかには「筋トレ」「空手」「読書」……平山祐介というパーソナリティを活かしてユースケという人物像を作り込んでいく。そんなふうにモデルを起用してくれるところにこのうえないやりがいを感じていました。

ユースケ&マーシーの初代
あくまでフィクションの企画なので、苗字は平山川に。

マーシー ユースケ同様、湘南ローカル、子供の頃からサーフィンばかりしてきたというバックグラウンドを「海男(うみおとこ)」という言葉で表現してもらったのも、この企画がきっかけでしたね。

マーシーは、三浦ではなく二浦田。ほかにもいろんなバリエーションがある。

ユースケ そうだよね、パーソナルな部分を出すことってなかったからね。

マーシー うん。東京には仕事で行くだけという生活を送っていた僕にとっては、いわゆるサーファースタイルが等身大でした。オーシャンズはそこに光を当てて、マーシーという人物像を作り込んでくれた。本来自分とは異なる何かを演じるのがモデルなのに、オーシャンズの撮影では自分らしくいてもいい。肩の荷を下ろしてカメラの前に立てる感覚でした。

編集部 ユースケ&マーシーの人物像を作って企画に落とし込むので、まずは2人のことを徹底的に知ることから始まりましたもんね。最初の頃は事前取材してから企画を進行した記憶があります(遠い目)。

ユースケマーシー やったねー!

編集部 そして、行きつけのサーフショップや空手道場での撮影、愛用のサーフボードや愛車のバイクを撮影小道具としてお借りしたりと、とにかく毎回2人の全面的なサポートのもと特集を作りました(再び遠い目)。さて、最初のユースケ&マーシー企画を持って記念撮影しましょう!

編集部の書庫にてパシャリ!

 

看板モデルが10年間我慢したオーシャンズの迷惑行為発覚!?

ユースケ でもさ……。

マーシー ?

ユースケ この「ユースケ&マーシー」企画を重ねていくうちに、僕も周囲から大きな反響をいただくようになったんです。本当にありがたいことでした。だからこそ、僕らも編集部の熱量に応えたいと全身全霊で協力してきました。でも……。

マーシー でも?

ユースケ 非常にお伝えしづらいのですが……オーシャンズ編集部にはこの場を借りて、ひと言だけ物申しておきたいことがあるんです。

編集部 え!? 物申すだなんて物騒な! 突然何ですか? 

次回へつづく。

 

安部 毅=取材・文

# 三浦理志# 創刊15周年# 平山祐介
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