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2024.02.19

ライフ

「管理職になるなら辞めます」という部下に、マネージャーがやらせてみるべき“体験”とは



「モヤモヤ り〜だぁ〜ず」とは……

本日の相談者:飲食業・40歳
「チェーンの飲食業でエリアマネジャーをしています。業績が好調なこともあり店舗拡大を進めているのですが、若手に管理職ポジションの昇進を打診すると、拒否されてしまうケースが多々あります。

なんとか説得しようとしても、じゃあ辞めます、と言われてしまうのです。どう対処すればよいでしょうか」。
アドバイスしてくれるのは……

そわっち(曽和利光さん)
1971年生まれ。人材研究所代表取締役社長。リクルート、ライフネット生命保険、オープンハウスにて人事・採用部門の責任者を務めてきた、その道のプロフェッショナル。著書に『人事と採用のセオリー』(ソシム)、『日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就活で楽勝できるのか?』(共著・星海社新書)ほか。

管理職になりたくないのは「向いてない」から

「管理職の実態に関するアンケート調査」(日本能率協会マネジメントセンター2023年)によると、一般社員の約77.3%が「管理職になりたくない」と回答しています。

そして、「なりたくない理由」のトップは「自分は管理職に向いていないから」(46.6%)、続いて「管理職の負荷と報酬アップが釣り合っていないから」(32.1%)、「業務量や業務時間の負荷が高いから」(23.6%)、「責任の重い仕事をしたくないから」(23.3%)でした。

自分には管理職の特性がないと思うとともに、管理職になることのメリットを見出していないので、「プレイヤーのままでいい」と考えているということのようです。


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