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2021.11.26

時計

モダンダイバーズのDNAを引き継いだブランパンの「バチスカーフ」。その真価とは?

今やダイバーズは、ダイビングという範疇を超え、スポーツウォッチのスタンダードになっている。そのモダンダイバーズの礎を築いたのがブランパンだ。
そしてさらなる可能性の扉を開いたのが「バチスカーフ」。タウンユースという新たなフィールドで進化を続ける。そこには変わらぬ冒険と探求の精神が宿る。
 

確かに息づくモダンダイバーズのDNA

オリジナルのデザインを受け継ぐ、バーハンドと丸いアワーインデックスのコンビネーションに、シリーズ初となるアンスラサイトカラーのダイヤルにセラミックスリングのベゼルが洗練を醸し出す。13.45mmのケース厚は袖に収まりやすく、軽量チタンでフィット感も軽快だ。
深海の水圧に耐え、暗がりでも確実に時間が読み取れる。こうしたダイバーズウォッチに求められるタフネスな機能のなかでも、回転式ベゼルは必須になっている。潜水中の経過時間の把握は不可欠であり、それを逸した場合は命にも関わるからだ。
だからこそモダンダイバーズのデフォルトになり、これを発明し、1953年に初めて実用化したブランパンの「フィフティ ファゾムス」はその原点と讃えられるのである。
しかし探求は終わらなかった。当時マリンスポーツは世界的なブームとなり、レジャーとして広まるなかで、ダイバーズを海ばかりでなく日常的に使いたいというニーズが高まった。
内蔵する自社ムーブメントは、3つの香箱により5日間のロングパワーリザーブを誇り、シリコン製ヒゲゼンマイで磁場の影響も受けない。「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」チタンケース、43mm径、自動巻き。125万4000円/ブランパン(ブランパン ブティック銀座 03-6254-7233)
そこで新たに開発されたのが「バチスカーフ」だ。
本来の機能を損なうことなく、ケースは厚みを抑え、フェイスもよりスマートに。マリンアクティビティをこなし、タウンユースもできる汎用性はダイバーズの新たなベクトルとなった。
フィフティ ファゾムス コレクションの詳細はこちら
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