Watchの群像劇 Vol.56
2021.08.21
WATCH

人気ブランドのダイバーズ時計から、話題のブロンズケースを纏ったモデルを厳選

ブロンズは、経年変化するヴィンテージな風合いとゴールドのような落ち着いた貫録を併せ持つ。

そんな素材を纏うことで、ダイバーズ時計の傑作は、さらなる個性を放つ。

 

変化し続ける進化を具現化したブロンズクロノグラフ

経年変化するヴィンテージな風合い。ダイバーズをより個性的に彩るブロンズウォッチ6本
ブロンズケース、44mm径、自動巻き。118万8000円/IWC シャフハウゼン(IWC 0120-05-1868)

IWC SCHAFFHAUSEN
IWC シャフハウゼン/アクアタイマー・クロノグラフ“エクスペディション・チャールズ・ダーウィン”

ブランド初のブロンズケースは2015年に登場した。自然科学者チャールズ・ダーウィンの偉業に敬意を表し、ガラパゴス諸島に航海したHMSビーグル号において船窓や金具、航海計器に多用されたブロンズを採用したのである。

300m防水とともに、時分積算針を同軸に備えた先進クロノグラフに、ブロンズは経年変化で古艶を帯び、重厚感が漂う。それはまさに「変化ほど不変なことはない」というダーウィンの信念を具現化するのだ。

 

ブランドの培ってきた様式美をよりモダンに昇華

ブロンズケース、43mm径、自動巻き。44万9900円/チューダー(日本ロレックス / チューダー 03-3216-5671)

TUDOR
チューダー/ブラックベイ ブロンズ

機能から生まれたデザインは、時を重ねることで独自の美しさになる。チューダーはそんな独自の様式美をよりモダンに磨き上げる。

1950年代のダイバーズスタイルに、’69年のカタログに残るスノーフレークの時針、そして初期ダイバーズの大型リュウズを採用し、200m防水を備えた。ケース素材のブロンズは腐食に強いことから海軍の装備にも使われ、その歴史はミリタリーなジャカード織りストラップの着想にもつながっている。

 

王道ダイバーズの先進性を語る独自開発のブロンズ

ブロンズゴールドケース、41mm径、自動巻き。136万4000円/オメガ 03-5952-4400

OMEGA
オメガ/シーマスター 300

1957年に誕生したブランド初の本格ダイバーズは今も進化を続ける。300m防水とマスタークロノメーター取得の最新ムーブメントに、数字とインデックスをくりぬいた2層ダイヤルなど実用性と信頼性を熟成。その風格をさらに演出するのが独自のブロンズゴールドだ。

銅にK9ゴールド、パラジウム、銀などを配合し、ローズゴールドのような色と耐腐食性を備え、経年変化もゆっくりと進む。ブランドの矜恃が滲み出た進化系ブロンズだ。

NEXT PAGE /

変わらぬ冒険心を彩るスタイリッシュなグリーン

ブロンズケース、42mm径、自動巻き。28万6000円/ラドー(スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7330)

RADO
ラドー/キャプテン クック ブロンズ オートマティック

「キャプテン クック」は1962年に登場し、航海への冒険心をかきたてるコレクション名とともに、300m防水を備えたネオヴィンテージダイバーズとして高く支持されている。なかでもブロンズケースはデザインとも調和し、人気が高い。

これに新たに加わったグリーンダイヤルは、本来のスタイルを崩すことなくモダニティを漂わせる。さらにベゼルのインサートには同色のセラミックスを用い、同素材のパイオニアを印象づけるのだ。

 

ダイバーズを意識させないスタイルは普段使いにも

ブロンズケース、42mm径、自動巻き。38万9400円/ロンジン 03-6254-7350

LONGINES
ロンジン/ロンジン レジェンドダイバー

翼のある砂時計をロゴマークにしていることからも空の印象が強いロンジンだが、ダイバーズの歴史も古く、防水技術は1937年に遡る。「ロンジン レジェンドダイバー」は、その伝統を現代に伝える。

’59年に登場した、内装の回転リングを2時位置のリュウズで操作するスタイルに300m防水の実力を秘め、温かみのあるブロンズケースがヴィンテージ感を醸し出す。その色合いにグリーンダイヤルがマッチし、美しいグラデーションも目を引く。

 

人気の限定ブロンズケースに都会的な新色が追加

ブロンズケース、43mm径、自動巻き。29万1500円/モーリス・ラクロア(DKSHジャパン 03-5441-4515)

MAURICE LACROIX
モーリス・ラクロア/アイコン ベンチュラー ブロンズ 43mm

2017年にブランドで初採用したブロンズモデルは限定仕様として大きな話題を呼び、昨年は「アイコン ベンチュラー ブロンズ」が登場。その第2弾として、アンスラサイトダイヤルの新色が加わった。

独自の組成によるブロンズは、ケースが酸化することなく、時の経過とともに褐色に色づく。1990年代のダイバーズの代表作「カリプソ」を現代的にアレンジしたデザインに300m防水を備え、都会的なダイヤルカラーもシックに調和する。

 

柴田 充=文

# IWC# オメガ# チューダー# ラドー# ロンジン# Watchの群像劇# ダイバーズウォッチ# ブロンズケース# 腕時計
更に読み込む