「ウェルネス&腕時計」特集 Vol.82
2021.07.31
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腕に乗る宇宙。5つの名門のコンプリケーションウォッチに見る異次元の価値

パーペチュアルカレンダーやトゥールビヨンに代表される“複雑機構”。これらを搭載した機械式時計(コンプリケーションウォッチ)は時計製造技術の最終表現とも云われ、その複雑世界はもはや宇宙だ。

すなわちコンプリケーションウォッチこそ、各ブランドが誇る最先端技術の粋を集めた一本なのだ。

 

BVLGARI ブルガリ

9月発売予定。チタンケース、40mm幅、自動巻き。683万1000円[予価]/ブルガリ(ブルガリ ジャパン 03-6362-0100)

[オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー]

ブルガリは、本作「オクト フィニッシモ パーペチュアル カレンダー」の発表とともに、世界最薄の自動巻き式永久カレンダーモデルの記録更新という偉業を成し遂げた。

わずか5.80mmの極薄ケースには、プラチナ製マイクロローターを採用した厚さ2.75mmの超薄型自動巻きムーブメントが収められている。

 

A. LANGE & SÖHNE A.ランゲ&ゾーネ

世界限定150本。K18WGケース、41.9mm径、自動巻き。1328万8000円/A.ランゲ&ゾーネ 0120-23-1845

[ランゲ1・パーペチュアルカレンダー]

時分表示をオフセンターに配した「ランゲ1」独自のデザインとパーペチュアルカレンダー機構を調和させるために、開発にあたってムーブメントの設計を見直した。その結果、月表示をダイヤル外周のリングとして取り付けることで難題を解決。

こちらはK18PG製ダイヤルにK18WGケースを組み合わせたモデルで、その完璧なレイアウトを確認することができる。

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FRANCK MULLER フランク ミュラー

発売時期未定。SS×K18PGケース、縦58.7×横40.16mm、自動巻き。1870万円[予価]/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京 03-3549-1949)

[グランド セントラル トノウ カーベックス]

フランク ミュラーの複雑機構への新たなる挑戦から生まれた新作は、トゥールビヨンをダイヤルの中央に配した画期的なタイムピース。トゥールビヨンケージの外周に時針と分針を配置するアイデアは、まさに天才時計師ならではの独創性といえよう。

 

HARRY WINSTON ハリー・ウィンストン

世界限定300本。ザリウムケース、42.2mm径、自動巻き。発売時期・価格未定/ハリー・ウィンストン 0120-346-376

[プロジェクト Z15]

ハリー・ウィンストンには、複雑機構を得意とするウォッチブランドとしての顔もある。スポーティな限定シリーズ「プロジェクト Z」の15作目のニューモデルでは、時・分・秒がそれぞれ独立して表示されるレギュレーターダイヤルを採用。

特に6時位置に配した秒表示は、30秒経過で始点にジャンプするレトログラード機構を用いる。

 

VACHERON CONSTANTIN ヴァシュロン・コンスタンタン

世界限定15本。Ptケース、42.5mm径、自動巻き。3762万円[参考価格]/ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755

[トラディショナル・スプリットセコンド・クロノグラフ・エクストラフラット コレクション・エクセレント・プラチナ]

2本のクロノグラフ秒針によって複数のラップタイムを計測できるスプリットセコンド・クロノグラフは、開発・製造が最も難しいといわれる超複雑機構のひとつ。

ヴァシュロン・コンスタンタンは最新作で、自社製の超薄型自動巻きムーブメントをベースに、このクロノグラフとパワーリザーブインジケーターを同時に搭載。現存する世界最古のウォッチブランドの名に恥じない技術力の高さを見せつけた。

 

※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール、K18=18金、PG=ピンクゴールド、WG=ホワイトゴールド、Pt=プラチナ

柴田 充、髙村将司、オオサワ系、まつあみ 靖、戸叶庸之=文

# A.ランゲ&ゾーネ# ヴァシュロン・コンスタンタン# ハリー・ウィンストン# フランク ミュラー# ブルガリ# 腕時計# 複雑機構
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