Watchの群像劇 Vol.44
2021.03.18
WATCH

七宝の奥深い美しさが男の色気を飾る“眉目秀麗のエナメルダイヤル”ウォッチ

エナメル技法の歴史は古く、古代エジプトまで遡るといわれる。

透明感ある独特の艶はその永遠の時を腕時計に吹き込むようで、ひと際愛着も増すだろう。

 

アクティブな男の色気が溢れるドレスウォッチ

七宝の奥深い美しさが男の色気を飾る“眉目秀麗のエナメルダイヤル”ウォッチ
世界限定88本。K18WGケース、38mm径、手巻き。338万円/ピアジェ 0120-73-1874

PIAGET
ピアジェ/アルティプラノ

薄型時計のパイオニアとして知られるピアジェは、ハイジュエラーとしても名高い。本作はその両方の魅力を融合。わずか2.1mmという薄さを実現した名作キャリバー「430P」を内蔵し、ケース厚は6.6mmの極薄を誇る。

ダイヤルにはグラン・フー エナメルによるスレートグレーに、幾何学的な円を重ねた大胆なフランケ技法のギョーシェを施す。手首と一体化したようなフィット感が心地良く、躍動感のあるデザインとともに、男の色気が漂う。

 

究極を追求するブランドの精神を受け継ぐレッド

K18YGケース、40mm径、手巻き。209万円/オメガ 03-5952-4400

OMEGA
オメガ/デ・ヴィル トレゾア マスター クロノメーター 125周年記念モデル

オメガの名はムーブメントに由来する。1894年に登場した“19ライン”キャリバーは、高精度に加え、ゼンマイの巻き上げと時間調整がリュウズでできる実用性やメンテナンス性を備え、製造ラインを初めて導入した点でも画期的だった。

その先進性からギリシャ語の最終文字 “オメガ”と名付けられ、やがて1903年にブランド名になったのだ。

そんな試金石の登場125周年を祝し、ブランドカラーのレッドのエナメルダイヤルを採用し、美しさに伝統が息づく。

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アヴェンチュリンエナメルが澄んだ星空を再現する

K18PGケース、41mm径、自動巻き。価格要問合わせ/オーデマ ピゲ(オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000)

AUDEMARS PIGUET
オーデマ ピゲ/CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン

ブランドを代表する新たなコレクション「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」を、アヴェンチュリンのグラン・フー エナメルダイヤルで彩る。

通常のアヴェンチュリンとは異なり、水で溶いたガラスパウダーをアヴェンチュリンパウダーの上に載せ、800℃の高炉で焼成を繰り返す。透明感のある色合いの粒立ちは、ブラックエナメルとのコントラストによってより深みを増す。

星空を思わせる美しさは、惑星の軌道にも由来するトゥールビヨンに相応しい。

 

伝統とともに時代を超越する美しきラッキーナンバー

K18レッドゴールドケース、41mm径、自動巻き。217万円/ジャケ・ドロー(ジャケ・ドロー ブティック銀座 03-6254-7288)

JAQUET DROZ
ジャケ・ドロー/グラン・セコンド カンティエーム

アイコンである「グラン・セコンド」は、18世紀後半、中国の顧客に向けた斬新なデザインを受け継ぐ。中国において8はラッキーナンバーであり、これをモチーフにした存在感のあるフェイスに、個性を際立たせるのがグラン・フー エナメルだ。

ジャケ・ドローは18世紀以来この高温焼成のエナメル工程を自社で手掛け、その時代を超越した美しさに伝統が宿るのだ。41mm径のケースに、秒表示とカレンダーを同軸に備える。

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旅への思いを優雅に巡らせる腕元のアートピース

K18YGケース、38.5mm径、自動巻き。828万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン 03-3255-8109)

PATEK PHILIPPE
パテック フィリップ/ワールドタイム Ref.5231

エナメル技法は七宝とも呼ばれ、本作はなかでも特に工芸的なクロワゾネ技法を用いる。この装飾技法は、直径0.5mmにも満たない金線で輪郭線を描き、これを境界線にして釉薬を流し込み、一色ごとに焼成を重ねて、彩色豊かな絵柄を描く。

ダイヤル中央には3大陸を深みのある色で細部まで表現。世界24都市のタイムゾーンがひと目で確認できるワールドタイマーに相応しく、その温もりある美しさにリッチな旅気分が味わえる。

 

最高峰のコンプリ技術を飾るハンドメイドの細密装飾

世界限定30本。K18WGケース、43mm径、自動巻き。価格要問合わせ/ジャガー・ルクルト 0120-79-1833

JAEGER-LECOULTRE
ジャガー・ルクルト/マスター・グランド・トラディション・ミニッツリピーター・パーペチュアル

ミニッツリピーターと永久カレンダーという二大複雑機構を融合し、さらに自動巻きの実用性を備える。名門マニュファクチュールならではの高度な技術を彩るのが、ディープブルーのエナメルダイヤルだ。

100年前からの専用治具を用い、ダイヤルに放射状のギョーシェ装飾を施し、十分な深みができるまでこれを繰り返す。その上にブルーエナメルを施し、平面に仕上げる。そうして美しさは光の角度によって、多彩に変化するのだ。

 

※本文中における素材の略称:K18=18金、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド、WG=ホワイトゴールド

柴田 充=文

# オーデマ ピゲ# オメガ# ジャガー・ルクルト# パテック フィリップ# Watchの群像劇# エナメルダイヤル# 腕時計
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