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2019.08.23

時計

小さなケースの中に、新たなテクノロジーを感じる腕時計3本


世界から61ブランドが出店する日本最大級の時計展「三越ワールドウォッチフェア」。限定品、 稀少モデルなどとともに奥深き時計の魅力にドップリ浸れる14日間は8月21日(水)からスタート! 
この春、ひっそりと世界は新たな時間を刻み始めた。GPSからの時間情報が約20年ぶりにリセットされる“ロールオーバー”があったのだ。GPSのY2Kと呼ばれ、前回はカーナビや船舶GPS装置で多くの不都合が出た。最先端の時間は、常に新たなテクノロジーと向かい合う。それは腕元の時計も変わらない。そこには人間の英知が注がれ、驚きとともに感動をもたらしてくれる。そこで出会うのは、未来の時間なのかもしれない。


JAEGER-LECOULTRE
ジャガー・ルクルト/デュオメトル・クロノグラフ
互いを両立する新発想の“デュアルウィング”


JAEGER-LECOULTRE ジャガー・ルクルト/デュオメトル・クロノグラフ 互いを両立する新発想の“デュアルウィング” K18PGケース、42mm径、手巻き。500万円/ジャガー・ルクルト︎ 0120-79-1833


最も広く知られている複雑機構のひとつがクロノグラフであり、通常の時刻を計時する機能とストップウォッチのように任意の時間経過を計る機能を両立する。だが動力を共有するため、クロノグラフ作動時には本来の精度に大きな影響を及ぼしていた。

これを解決するため、ふたつの香箱を備え、切り替えクラッチを省き、それぞれ独立した機構で動作させるのが、デュアルウィングと命名された新発想のキャリバー380だ。左右のカウンターにクロノグラフと時刻の時分針、中軸にもそれぞれの秒針を設ける。さらにフドロワイヤントと呼ばれる1/6秒積算計、また各機構に50時間パワーリザーブを備え、針を色分けすることで視認性と美観を両立した。



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