2019.07.26
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コレぞ職人技! 熟練された技術が生んだ、見てびっくり聞いてため息な腕時計

見るからに伝統工芸的なアートから、言われて初めてわかる繊細なクラフトまで、時計に見られる技巧は、多岐にわたっている。美術館、博物館級の芸術品を腕元に宿せるのが、こうしたアートピース。値段を見て驚いたなら、理由にも納得できるはず。

RALPH LAUREN
ラルフ ローレン/アメリカン ウエスタン ラウンド ウォッチ
アメリカ西部への愛をハンドクラフトで刻み込む

RALPH LAUREN ラルフ ローレン/アメリカン ウエスタン ラウンド ウォッチ アメリカ西部への愛をハンドクラフトで刻み込む
スターリングシルバーケース、45.8mm径、自動巻き。279万円[受注生産]/ラルフ ローレン 表参道 03-6438-5800

ブランド創業50周年を記念したコレクションは、アメリカ西部への愛とともに、絶妙なヴィンテージテイストが漂う。アンティーク加工を施したスターリングシルバーのケースには、ハンドクラフトで複雑なモチーフを刻み、大自然への敬意とフロンティア精神が伝わってくる。

ウエスタンベルトのオーガニック柄を手彫りで表現
ケースに刻まれたモチーフは、ウエスタンベルトの伝統的な意匠。ニューヨークのアトリエで手作業で彫り込まれたあと、アンティーク加工で仕上げられる。まるでライフルのエングレービング装飾を思わせ、使い込むほど、深まる風合いも楽しみだ。


VACHERON CONSTANTIN
ヴァシュロン・コンスタンタン/レ・キャビノティエ “インペリアル・タイガー”
異なるふたつの伝統技法を駆使した野生動物の世界

VACHERON CONSTANTIN ヴァシュロン・コンスタンタン/レ・キャビノティエ “インペリアル・タイガー” 異なるふたつの伝統技法を駆使した野生動物の世界
世界限定1本。K18WGケース、41mm径、自動巻き。価格未定/ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755

工芸技法を注ぐレ・キャビノティエのモチーフは、生命力溢れる野生動物。タイガーと岩はバス・レリーフ(浅浮き彫り)と呼ばれるエングレービング、背景と木の葉にはウッドマルケトリーのふたつの技法を組み合わせる。

背景には200以上の木片を使用する!
バス・レリーフは、金に浅い浮き彫りを施して立体的な印象を生み出すとともに、騙し絵のようにモチーフに動きを与える。ウッドマルケトリーは、細かくカットした、色や形の異なる薄い木片を手作業で組み合わせ、絵柄を描いていく。

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SEIKO PRESAGE
セイコー プレザージュ/プレステージライン 有田焼ダイヤルモデル
日本の有田焼が生み出す美しき白文字盤

SEIKO PRESAGE セイコー プレザージュ/プレステージライン 有田焼ダイヤルモデル 日本の有田焼が生み出す美しき白文字盤
9月7日発売予定。SSケース、40.6mm径、自動巻き。20万円/セイコーウオッチ 0120-061-012

機械式時計の伝統に日本の美意識を注ぐブランドの新作は、有田焼の文字盤を採用。柞灰(いすばい)釉のような青みがかかった白と独特の艶に加え、磁器の厚みを生かした大きなカーブが魅力だ。

手掛けるのは有田焼の陶工、橋口博之氏
有田焼は、1616年に生まれ、以降400年以上にわたって受け継がれ、磨きがかけられてきた。陶工の橋口博之氏が手掛ける文字盤は、磁器の美しさや質感に、文字盤としての精度と強度を両立する。


MORITZ GROSSMANN
モリッツ・グロスマン/コーナーストーン
ブランド初のレクタンギュラーを飾るハンドメイド針

MORITZ GROSSMANN モリッツ・グロスマン/コーナーストーン ブランド初のレクタンギュラーを飾るハンドメイド針
K18ローズゴールドケース、縦46.6×横29.5mm、手巻き。420万円/モリッツ・グロスマン ブティック 03-5615-8185

ブランド初のレクタンギュラーウォッチは、角形ムーブメントを新開発し、エレガントなフォルムとも一体化する。シンボルでもあるハンドメイドのブラウンバイオレット針が、風格あるフェイスにドレッシーな個性を加えた。

熟練の技が生むブラウンバイオレットの色艶
切り出した針に、焼き入れと焼き戻しを施し、研磨加工で丸い稜線と尖端を形作る。磨きと面取り後、焼き戻しの色付けへ。ブラウンバイオレットは、通常のブルー以上に経験やセンスが必要とされる。


※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール、K18=18金、WG=ホワイトゴールド

柴田 充、髙村将司、渋谷康人、水藤大輔、中村英俊=文

# ヴァシュロン・コンスタンタン# セイコー# 職人技術# 腕時計
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