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2019.05.04

時計

3本セットの中身はゼニスの現在・過去・未来。そして4本目のストーリー

去る1月にスイス・ジュネーブで開催された「SIHH2019」「WPHH」を中心とする腕時計の祭典。本誌取材班は今年も海を越えてかの地へ。そこで見た感動と世界の目利きたちが唸った傑作を厳選してお届けする。
2019年、高振動ムーブメント、エル・プリメロ誕生50周年というアニバーサリーイヤーを迎えたゼニス。この節目に発表された50個限定の特別セットは今回のハイライトといえよう。
 

ファンならたまらない! 物欲を刺激するメモリアルセット

「エル・プリメロ50周年記念 スペシャルボックス」/ゼニス
「エル・プリメロ50周年記念 スペシャルボックス」6月発売予定。世界限定50個。[1]エル・プリメロ A386 リバイバル。SSケース、38mm径、自動巻き。[2]クロノマスター 2。SSケース、42mm径、自動巻き。[3]デファイ エル・プリメロ 21。チタンケース、44mm幅、自動巻き。530万円[予価、3本セット]/ゼニス 03-5524-6420
世界初のハイビート自動巻きクロノグラフムーブメント、エル・プリメロは今年で誕生50周年。この節目に3つのエル・プリメロ搭載機がセットになった特別ボックスが登場した。
それぞれ過去・現在・未来を象徴しており、過去は初号機を再現したモデル[1]、現在はモダンな意匠や実用的なムーブメントを搭載するモデル[2]、未来は1/100秒計測が可能なモデル[3]だ。

この特製ボックス、右に時計1本分のスペースが空いている。実はこれは、まだ明かされていない4本目のスペシャルモデルを収納するためのものなのだ。このセットを手に入れれば、それを購入する権利が与えられる。
 

メカの動きを楽しめる大胆なオープンワーク

「デファイ クラシック ブルー セラミック」/ゼニス
「デファイ クラシック ブルー セラミック」セラミックスケース、41mm幅、自動巻き。80万円/ゼニス 03-5524-6420
独特の光沢を持つブルーセラミックスで製作された「デファイ クラシック」。アイコニックな星形のオープンダイヤル越しに見えるのは、エル・プリメロと並ぶゼニスの名機「エリート」だ。耐傷性に優れるセラミックは、長年にわたって美しさが持続する点も魅力的。
 
※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール
柴田 充、水藤大輔=文


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