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2019.04.11

時計

現代的な躍動感とエレガンスを両立した、カルティエの3つの新作時計

去る1月にスイス・ジュネーブで開催された「SIHH2019」「WPHH」を中心とする腕時計の祭典。本誌取材班は今年も海を越えてかの地へ。そこで見た感動と世界の目利きたちが唸った傑作を厳選してお届けする。
ブティックのような格式ある空間
1904年に誕生し、高級メンズウォッチの先駆けとなったコレクションの刷新に続き、今年は「サントス デュモン」が原点回帰。現代的な躍動感とエレガンスを両立し、より魅力的に。
 

コンビケースの上質さが宿るスポーティクロノグラフ

「サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ ウォッチ」/カルティエ
「サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ ウォッチ」4月発売予定。K18YG×SSケース、縦51.3×横43.25mm、自動巻き。145万円[予価]/カルティエ 0120-301-757 © Cartier
昨年誕生したベゼルからブレスレットに連なるデザインの「サントス ドゥ カルティエ」に、クロノグラフが登場。全体のフォルムを崩さぬよう、クロノグラフ機能のスタート/ストップボタンを9時位置に備え、リセットはリュウズで行う。
 

夜間飛行に着想を得たナイトスケルトン

「サントス ドゥ カルティエ スケルトン ウォッチ」/カルティエ
「サントス ドゥ カルティエ スケルトン ウォッチ」6月発売予定。SS(ADLC加工)ケース、縦47.5×横39.8mm、手巻き。275万円[予価]/カルティエ 0120-301-757 © Cartier
精緻な手巻きムーブメントを露わにした美しいスケルトンデザインで、インデックスを兼ねたブリッジにはスーパールミノバを施す。暗所ではこれらが発光し、もうひとつの顔が浮かび上がるというわけだ。
 

“シンプルと実用性”革新の精神を受け継ぐ

「サントス デュモン ウォッチ SM」/カルティエ
「サントス デュモン ウォッチ SM」4月発売予定。SSケース、縦38×横27.5mm、クオーツ。37万円[予価]/カルティエ 0120-301-757 © Cartier
このコレクションを語るうえで、飛行家アルベルト・サントス=デュモンの存在は欠かせない。彼は飛行中でも時間を確認したいという悩みを、ルイ・カルティエに相談。そこから生まれた1904年の腕時計が、現代のメンズウォッチの礎になった。
新作では当時のスタイルを忠実に再現し、新開発のクオーツムーブメントを搭載することで、エレガントな薄さと約6年間の連続作動を実現。その機能美は初代の志を受け継いでいる。 
 
※本文中における素材の略称:K18=18金、YG=イエローゴールド、SS=ステンレススチール
柴田 充、水藤大輔=文


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