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2019.01.05

時計

今よりもっと、もっと進化できる。可能性とツナガル時計

スマートフォンの登場から約10年。最新のテクノロジーに刺激され、腕時計の進化は加速を続けている。だが追い求めるのは機能だけではない。ときには伝統と交わることで、予想だにしない答えが見つかる。時計の可能性を探る旅に終わりはない。

CASIO PRO TREK SMART プロトレックスマート
WSD-F30
圧倒的なタフネスと新機能で充実のアウトドアライフを

樹脂ケース、53.8mm径。6万1000円/カシオ計算機 03-5334-4869
アウトドア用スマートウォッチの先駆け的存在。米国国防総省が制定する耐久試験「MIL-STD-810G」に準拠するタフな構造は、厳しい環境下でも問題なく作動する証し。最新作では、行動パターンに合わせた3つのモード、カラーとモノクロの2層構造のディスプレイによる高い視認性など、新機能が充実。さらに大幅なサイズダウンを実施し、ユーザーフレンドリーな設計に。
 

TAG HEUER タグ・ホイヤー
コネクテッド モジュラー 41
ガジェットとしての魅力を最大限に引き出した先端時計

チタンケース、41mm径。13万円/タグ・ホイヤー 03-5635-7054
シリコンバレーの最新テクノロジーと、スイスの時計製造のノウハウ。この2つの技術の結晶が「コネクテッド モジュラー 41」だ。前作よりもディスプレイの解像度を上昇させただけでなく、容量を8GB、RAMメモリーを1GBに増量することで、スムーズな動作を実現させた。さらに自分好みにカスタマイズできることも魅力で、ケース、ブレスレット、ラグのデザインを自由に選択可能。
 

GARMIN ガーミン
フェニックス 5 プラス サファイア チタン グレイ
音楽と寄り添うことで魅力を増したGPSウォッチ

チタンケース、47mm径。10万4800円/ガーミンジャパン 049-267-9114
マルチスポーツ対応のGPSウォッチ。本作の目玉機能は、USB経由でパソコンから音楽や音声コンテンツを転送することができ、最大500曲をウォッチに保存することができるという音楽機能だ。スマホに依存されることなく、Bluetoothイヤホンやスピーカーとペアリングすることで、それらを聴くことができる。このほかにもあると大変便利な決済機能や地図機能も搭載。
 

EMPORIO ARMANI エンポリオ アルマーニ
ART5008
デジタルツールとの融合で汎用性が飛躍的に高まる

SSケース、43mm径。4万9000円/フォッシルジャパン 03-5992-4611
洗練されたシンプルスタイルゆえ、幅広い着こなしにマッチするエンポリオ アルマーニの新モデル。デザイン性の高さはもちろん、スマートウォッチとしての機能も優秀で、心拍センサー・GPSトラッキングが新規で搭載された。加えて、泳げる程度の防水性を備えていることにも注目で、サードパーティ(外部)アプリを使えば、水泳トラッキングも行える。使い勝手の向上は素直に喜ばしい。
 

APPLE アップル
アップル ウォッチ エルメス-44mm
すべての面で進化を遂げた話題のウェアラブルデバイス

SSケース、縦44×横38mm。13万9800円/アップル www.apple.com/jp エルメスジャポン 03-3569-3300
アップルウォッチがエルメスと手を組んだ、第4作目。シリーズ最大のディスプレイを持つケースを筆頭に、3つの指標を表示するアクティビティトラッカー、あらゆるワークアウトをサポートする新機能などを搭載する「アップル ウォッチ エルメス」。そこに、エルメス製の美しいツートーンレザーストラップを装備。テクノロジーと伝統がツナガル、そんなコラボレーションだ。
 

MONTBLANC モンブラン
サミット2
時差ボケの解消につながるユニークな機能に注目

SSケース、42mm径。11万5900円/モンブラン 0120-39-4810
モンブラン初のスマートウォッチ「サミット」から、ケースをひと回り小さくした第2弾モデルが登場。機械式時計のデザインコードと先端技術の橋渡しを目指す、というコンセプトはそのままに、1000通りを超えるウォッチフェイスが楽しめる。愛用者のパーソナルデータに基づき、別のタイムゾーンに移動した場合でも、素早く体内時計の調整ができるようアドバイスしてくれるという新機能も面白い。
 

FREDERIQUE CONSTANT フレデリック・コンスタント
クラシック ハイブリッド マニュファクチュール
時計の状態を把握できるアナリティクス機能を搭載

SS(ローズゴールドプレート加工)ケース、42mm径。47万7000円/フレデリック・コンスタント 0570-03-1988
一見すると正統なアナログ機械式時計だが、その正体は機械部分と電子部分を組み合わせた新キャリバーFC-750を搭載するスマートウォッチ。アプリをダウンロードし、ケースのプッシュボタンを押すことで一連の操作が可能となる。時計では初となるウォッチアナリティクス機能(ムーブメントの状態を分析する機能)を搭載したりと、独自路線をひた走る。
 
※本文中における素材の略称は以下のとおり。
SS=ステンレススチール
柴田 充、髙村将司、中村英俊、戸叶庸之=文


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