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2018.12.07

時計

ブレゲの新生マリーン コレクションは次世代のスポーツウォッチだ

ブレゲのマリーン コレクションって?

ブレゲのマリーン コレクションの誕生は1990年。ブレゲの歴史からいくと、とても若いコレクションである。
そもそもブレゲは1775年にアブラアン-ルイ・ブレゲがパリに工房を構えて創業し、1815年には彼はフランス海軍の正式なマリン・クロノメーター製造者に任命されている。当時のフランス海軍はイギリスに対抗するため技術革新にとても力を入れており、国王ルイ18世はブレゲを讃え、最も名誉ある称号を授与した。
ブレゲ創業者アブラアンールイ・ブレゲ氏
ブレゲ創業者アブラアンールイ・ブレゲ氏
その後もブレゲは、船舶の航行に関わる分野で数々の発明を遂げてきた。こうした歴史的背景から考えるとマリーン コレクションの登場が1990年とはあまりに遅く感じるが、言い換えればそれは、ブランドのルーツを体現する遅れてきた新鋭。その後マリーン コレクションは2004年に一部リニューアル、そして2018年にはデザインを一新して話題を集めた。
 

新生「マリーン コレクション」はどうだ?

デザインが一新されてよりスタイリッシュになったマリーン コレクションがこちら。
ブレゲの新生「マリーン クロノグラフ5527」K18WGケース
新生「マリーン クロノグラフ5527」K18WGケース、42.3mm径、自動巻き。366万円/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座 03-6254-7211)
波をイメージさせるダイヤルのウェーブ模様がとても美しく、舵から着想を得たローターのデザインにも海の要素が取り入れられている。ケース素材はホワイトゴールド、ローズゴールドのほかにコレクション初のチタンが選ばれている。それは軽量かつ頑強、さらには海水や腐食への耐性も考慮してのこと。
ストラップもラバーのほかアリゲーターストラップも用意され、一層エレガントな演出が可能。スポーツシーンだけでなく、ビジネスにも、フォーマルにもフィットする、新しいスポーツウォッチとなっているのだ。
 

日本上陸をイベント「Breguet La Marine」で祝す

マリーンのイメージである青でライトアップされたブレゲのイベント会場
マリーンのイメージである青でライトアップされた会場
そんな新生マリーン コレクションの日本上陸を祝うイベントが11月12日、東京国立博物館・法隆寺宝物館というスペシャルな空間で開催された。会場はブレゲの世界観に染まり、スイス本社からはヴァイス・プレジデントでありブレゲ家七代目のエマニュエル・ブレゲ氏が来日。ブランドのヒストリーやマリーン コレクションについて語った。
ブレゲのヴァイス・プレジデントのエマニュエル・ブレゲ氏
エマニュエル・ブレゲ氏

海洋の環境問題に取り組むブレゲ

2018年3月のバーゼルワールドで、ブレゲはスイスの環境保全団体であるレース・フォー・ウォーター財団とのパートナーシップ締結を発表している。レース・フォー・ウォーター財団は、その名前が示す通り海洋保全のために活動を続けており、今回、海洋保全とプラスチックごみによる汚染問題に取り組むためブレゲとチームを組んだのだ。
海洋保全とプラスチックごみによる汚染問題に取り組む、レース・フォー・ウォーター・オデッセイ号
レース・フォー・ウォーター・オデッセイ号
イベント当日には、ミッションを遂行するために世界各地を巡っていて、当日はタヒチ海洋上を航海中だった「レース・フォー・ウォーター・オデッセイ号」のキャプテンとエマニュエル・ブレゲ氏が衛星回線を使ったトークセッションも実施し、マリーンコレクションが海に込める熱い思いを語った。
「Breguet La Marine」
 
[問い合わせ先]
ブレゲ ブティック銀座
03-6254-7211

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