OCEANS

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2017.12.14

時計

“トケインスタグラマー”なオトコたちは何を身につけているのか?

OC世代を代表する10人の業界人たちに、日頃なかなか語ることのない愛用の腕時計についての想いを、思いっきり表現してもらいたいと考え生まれたのが「トケインスタグラム」。本人が愛情たっぷりに撮影した腕時計の写真を「十人十色」のウォッチライフと共にご覧あれ。#tokeinstagram #watchmywatch
 
1人目:モデル 櫻井貴史さん(39歳)
#OMEGA #SEAMASTERPLANETOCEAN


20代最後に、その記念としてブライトリングの時計を購入したこともあり、40代を目前にした今、再び人生の節目を時計でも記念したい。そんな想いで探してたときに出会ったのが、今年の新作という「プラネットオーシャン」のクロノグラフウォッチ。
購入の決め手は、ステンレスとゴールドのコンビネーションで表現されたケースが生み出す、エレガントかつカジュアルなルックス。
そして機能面では600m防水性能というオーバースペックにもオトコ心をくすぐられました。そんなに潜る予定は今のところないでしょうが(笑)。この時計と一緒に40代も快調に過ごしたいです!
 
2人目:スープリームス インコーポレーテッド/ディレクター 崎野将吾さん(41歳)#PATEKPHILIPPE #CALATRAVA

25〜37歳までの12年間は、ニューヨークに住みながら仕事をがむしゃらにこなしていました。35歳を迎えたとき、取り組んでいた仕事に自分自身で達成感が持てたこともあり、そのご褒美として時計の購入を決心しました。
となると、やっぱり中途半端なものはイヤ。そこで目をつけたのは、ずっと憧れていた世界三大時計のパテック フィリップ。
仕事柄、スーツに合わせることも念頭に置いて、ドレスウォッチの最高峰、イエローゴールドのカラトラバを選択。もちろん満足感はひとしおです。以来、スーツの際は必ず着用する、まさに“ビジネスパートナー”と呼べる存在です。
 
3人目:バーニーズ ニューヨーク/PRチーフマネージャー 矢野孝太郎さん(39歳)
#IWC #FLIEGERUTC #uketsugi-watch


時計好きの父が愛用していたのが、IWCの「フリーガー」。12時位置の小窓に第2時間帯を表示するUTCモデルということもあり、初の海外出張の際に父から譲り受けました。きっと応援してくれる気持ちもあったんだと思います。
この時計は、それまで自分が着用していた同じIWCの「マーク」シリーズと違って、人とかぶらないマニアックなところもお気に入り。
39㎜径のサイズ感も自分の腕にはぴったりです。僕は気に入ったものを長く使うタイプ。SSブレスをクロコストラップに付け替えて、写真の小物たちと同じように毎日着けて自分らしく時計を楽しんでいます。
 
4人目:タイズサン/代表 清水 泰さん(41歳)
#ROLEX #DATEJUST


これは亡くなった父の形見なんですが、母からあえて購入しました。同じく経営者だった父が自分の稼ぎから購入したものだったし、母から父との思い出を“おすそ分け”してもらう意味でも、“タダ”というのはなんだか気が引けてしまって。
ロレックス、1983年製の「デイトジャスト」で、SS×ゴールドのコンビブレスを僕はレザーに替えて使っています。父が現役時代に仕事と戦っていた魂まで受け継いでいるつもり。
父のような、いなせな男になれるといいなと。大事な商談前はお守りのように握りしめちゃいますね。きちんとメンテされていて故障知らずなのも父らしいです。
 
5人目:ムロフィス/ディレクター 中室太輔さん(36歳)
#SWATCH #GENT #GOLDENJELLY


子供の頃、父親の海外出張土産にスウォッチ「ジェンツ」の“ジェリーフィッシュ”をもらって以来、その虜になりました。おもちゃのように見えて本格的なスイス時計がうれしくて、今では40本以上所有するコレクターに(笑)。
1本目はコレクターの間で伝説的なモデルだったんですが、時の流れで紛失してしまい、改めてデッドストックを探し直したほど。結局見つからずに写真の“ゴールデンジェリー”を発掘。
実はこちらのほうがレアモデルで、見つけた瞬間に購入しました。こういう遊びのある時計をスーツのハズしに使いたい。僕には高級時計以上の価値がありますね。
 
6人目:エディター&ライター 持田慎司さん(34歳)
#CARTIER #TANKNORMAL

小ぶりな角形を探していた矢先に、ちょうどセレクトショップのアンティークウォッチフェアで発見したもの。カルティエのタンクは、アンディ・ウォーホルやクラーク・ゲーブルなど、稀代の洒落者が愛した名作、当然憧れはありました。
これは「タンク・ノーマル」という1970〜’80年代の金無垢モデルで手巻き式。現在のタンク ルイ・カルティエに通じるモデルという点も決め手になりました。
見た目は艶っぽいですが、スウェットシャツやジーンズなどでも楽しめます。普段は、写真に収めたカルティエのブレスレット「スパルタカス」と重ね着けして、着こなしを楽しんでいます。
 
7人目:イトナム/代表取締役 名村恒毅さん(40歳)
#HERMES #ARNE


今、再び僕のなかで気分が高まっているのが、忘れるくらい昔に手に入れたエルメスのレザーウォッチ「アーネ」です。当時、先輩の腕に着いているのを見て、憧れて右へならえと購入。
基本的にレザーストラップが好きですし、時計に装飾性も求めるので、このデザインはストライク。また、レザーの素材感やステッチなどに見て取れる上質感はやっぱりレザーの最高峰エルメスならでは。
40歳を迎えた今、改めて実感できるものがあります。黒レザーのライダーズを合わせて、武骨さのなかに大人のエレガンスを忍ばせる、そんなギャップのある着こなしで楽しみたいですね。
 
8人目:スタイリスト 山田陵太さん(36歳)
#HAMILTONKHAKI #naturalvintage


ハミルトンの「カーキ」は、高校2年のときから使っている不動の定番。職業柄、服の気分は変わりますが、この時計だけは20年近く着け続けている、ある意味リアルヴィンテージです。自分にとってはホクロみたいなものですね(笑)。
それだけの年月を共にしているので、細かな傷まで愛おしい。フェイスは小さくてケースは薄型でカジュアルはもちろん、スーツにも似合う。
ハミルトンという歴史的にも由緒あるブランドだから、大人も満足して所有できる。ファッション的にもちょうど今’90Sテイストに回帰しているので、しっくりきますね。この先も、まだまだ愛し続けます!
 
9人目:スタイリスト 柴山陽平さん(36歳)
#BREITLING #COSMONAUTE


購入したのは5年前、「ナビタイマー コスモノート」のマーキュリー計画50周年記念モデルです。宇宙空間でも昼夜がわかる24時間表示と、素人にはまったく読めない計算尺(笑)が男心をワシ掴みに。
マッシブなのに気品が溢れるのは、さすがブライトリング。そんな格式ある時計に引っ張られて、当時は休日なのにタイドアップしてみたり、キレイめな格好もよくしました。いい意味で緊張感を与えてくれるというか、自分を背伸びさせてくれる存在。
時間を経て、関係性も深まってきた今では、ボロボロのジーンズに合わせたりして、ハズし感覚でも楽しめるようになりましたね。
 
10人目:スタイリスト 石川英治さん
#HUBLOT #BIGBANG #allblack


時計なのにすべて真っ黒! しかも時刻や日付がまったく読めない!? 12年前に目にしたときの新しさというか衝撃は相当なものでした。今ではわりと見かける仕様だと思いますが、当時は斬新そのもの。
昔、バンドマンだったという「黒歴史」はさておき(笑)、黒が演出する美しい世界観が、僕の好みにぴったりで。スタイリスト人生でロックを感じた初めての時計です。
一見、地味な黒の中にある光沢やマットな表情の黒はとても多彩で、高級感も十分。ある有名アーティストは、時刻を合わせずに時計を着用していたそうで、まさにそのアクセ効果が実感できる1本です。


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