年相応の“金”を持つなら知っておきたい7つの選択

ややもすれば古めかしいスタイルや成金趣味的なイメージから、金無垢の時計には興味が湧かなかった人も少なくないだろう。だが、伝えておきたい。魅力の幅は着実に広がっている。それ以上に、自分が金の似合う世代になったことを自覚するべきだ。そして身に着けることで、不変の価値に自身が磨かれるのである。
 

【右】
ゴールドとブルーが 織りなす、潮風の誘い
CVSTOS　クストス
チャレンジ シーライナー GMT
豪華客船での大航海をイメージしたトノウ型のケースは、流麗な船体を思わせる。カットアウトされたビッグデイトの数字ディスクやセカンドタイムゾーンのブルーにゴールドが一段と映え、ラグジュアリーな雰囲気が漂っている。K18レッドゴールドケース、縦53.7×横41㎜、自動巻き。395万円／フランク ミュラー ウォッチランド東京 03-3549-1949
【中】
永久カレンダーに相応しい金の価値の普遍性
IWC
ダ･ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー・クロノグラフ
ラウンドケースの復活とともに1985年に登場し、ブランドの技術力を世に知らしめた永久カレンダーをさらに進化。12時位置には時分のクロノグラフ積算針を同軸に備え、577.5年に1日の差異という精度を誇るムーンフェイズを搭載する。金の価値の普遍性も、永遠を物語る。K18レッドゴールドケース、43㎜径、自動巻き。454万円／IWC 0120-05-1868
【左】
ヴィンテージゴールドにハイビートを内蔵
ZENITH　ゼニス
ヘリテージ 146
1960年代のアーカイブに範を取るヴィンテージスタイルの外見でありながら、ブランドの革新性を象徴するムーブメント、エル プリメロを内蔵。シックなスレート文字盤と組み合わせたエレガントなゴールドが大人のクロノグラフを感じさせるのだ。K18ローズゴールドケース、38㎜径、自動巻き。80万円／ゼニス 03-5524-6420
 
初の耐傷性を秘める渋いゴールド
HUBLOT　ウブロ
ビッグ・バンメカ-10 フルマジックゴールド

2016年に開発された手巻き式自社キャリバーHUB1201は、約10日間のロングパワーリザーブを誇る。収納するケースには独自のマジックゴールドを採用。セラミックを配合して、従来のゴールドの2倍以上の硬度を実現した。派手さを抑えた渋い色みに、ゴールドでは世界初の耐傷性を秘める。
 
半世紀以上の時を経て新たに醸す風格
GRAND SEIKO　グランドセイコー
初代グランドセイコーリミテッドコレクション 復刻デザイン

1960年に誕生した初代グランドセイコーのデザインを復刻。現代での利便性を考慮して、オリジナルの風防の形状をサファイアガラスで再現するためサイズはひと回り大きくなった。当時のケースは金貼りだったが、K18を採用して＂グランド＂に相応しい本来の風格を纏ったのだ。世界限定353本。
 
40年の時を経て深みを増す金の輝き
AUDEMARS PIGUET　オーデマ ピゲ
ロイヤル オーク・エクストラ シン
 

1972年に高級時計で初めてSSを採用したロイヤル オークは、ラグジュアリースポーツのジャンルを切り拓いたエポックメイキングとして知られる。誕生から5年後に初のYG仕様が登場、その40周年を記念して当時のムーブメントで完全復刻した。時を重ねて輝きは深みを増す。
 
ゴールドの温もりがブランドシンボルを彩る
JAQUET DROZ　ジャケ・ドロー
グラン・セコンドオフセンター アイボリーエナメル

文字盤の上でふたつのダイヤルが交差して描かれる数字の「8」は、無限と永遠を表すブランドのシンボルだ。そんなユニークなグラン・セコンドに、クラシックな美しさを添えるのがグランフー・エナメルの白艶文字盤であり、レッドゴールドの色合いが温もりを感じさせる。
 
新たな目標のために、より自信を高めるために、金無垢の腕時計を身につけることで自分らしさをプラスしてみては。