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2021.09.22

ニュース

湘南の伝説的サーフショップが復活。サーフカルチャーの“今”を発信する新名所に

今年7月、惜しまれつつも歴史に幕を閉じた「カリフォルニア ジェネラルストア」。
サーフィン好きであれば一度はその名を聞いたことがある、湘南の伝説的なサーフショップだ。
 
 
 
 
 
 
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1997年の創業以来、西海岸のサーフカルチャーを日本に浸透させ、多くのサーファーたちの“集う場”であり続けたこのショップ。
トミー・ゲレロ、レイ・バービーなどアーティストのライブも行われ、訪れた著名人が壁に落書きしていく、というのもお馴染みだった。
そんなサーフカルチャーを愛する人々の聖地が、鵠沼海岸に今秋、“新生・カリフォルニア ジェネラルストア”として再始動するとの報せが飛び込んできた。
手掛けるのはご存知、ユナイテッドアローズ。
“ウェルネス”や“サステイナブル”といった、今の時代を象徴するキーワードをコンセプトに、ライフスタイルを提案するコンセプトショップとなる。
 
 
 
 
 
 
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サーフィンやヨガなどフィットネス関連のカジュアルアイテムはもちろん、カフェの併設や、ワークショップ、マルシェ、アートの展示会など、コンテンツはさまざま。
ただモノを売るだけでなく、集まる人々の生活に寄り添うようなコミュニティハブを目指すという。
1万9000円〜9万7500円の価格帯の「アムステルダム ウェットスーツ」のウエットスーツが揃う。
生まれ変わったこのショップでは、サステイナブルを強く意識したアイテムがラインナップする。
 
オーガニックコットンや再生ポリエステルなどの循環型素材を使用したアイテムをメインに展開。サイズレス、ジェンダーレス、そしてずっと愛用できるベーシックなアイテムをセレクトしている点も必見だ。
長く着続けられるという意味では、「アムステルダム ウェットスーツ」のウエットスーツがまさにそう。カリフォルニア ジェネラルストアの前オーナー、故・石田道朗氏と旧知の仲である伝説的サーファー、ジョエル・チューダー氏によるブランドで、熟練の職人が手掛ける普遍的で機能美溢れるウエットスーツは、創業から20年を経た今も、多くのサーファーたちを虜にしている。
オーガニックコットン100%のTシャツは少しゆったりめのシルエットが特徴。各5500円/カリフォルニア ジェネラルストア http://california-generalstore.com
環境問題にフォーカスしたアイテムも展開する。
昨年7月、モーリシャス沖で大型貨物船による座礁事故が発生し、大量の燃料油が流通したことから起ち上がった「モーリシャス・ブルー・アクション」プロジェクト。
モーリシャスの美しい海を彷彿させるプリントTシャツは、売り上げの一部が海洋保全活動を行うNGO団体などに寄付される予定だ。
ジャケット3万6300円、パンツ1万7600円/カリフォルニア ジェネラルストア http://california-generalstore.com
ショップオリジナルのアパレルラインも見逃せない。アクティビティのあとにサッと羽織れる、リサイクルナイロンを使ったキルティングアウターや、オーガニックコットンを採用したスウェットパンツなど、アフターサーフにちょうどいいアイテムが多く揃う。
サーフカルチャーの発信地として長く愛され続けたカリフォルニア ジェネラルストア。場所を移転し新たなスタートを切っても、その根源にあるものは変わらないだろう。
いや、むしろ今のサーファーたちの感性がリンクして、今後ますますパワーアップしていくに違いない。湘南にまた、新たな名所が誕生しそうな予感である。
 
[店舗詳細]
カリフォルニア ジェネラルストア
住所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸 1-2-17
営業:物販11:00〜18:00(7、8月は〜19:00)、カフェ・軽飲食10:00〜18:00
http://california-generalstore.com
外山壮一=文


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