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2021.07.16

ニュース

脱・厚底で脱・初心者。大人ランナーに推したいミズノの新作ランシューをレビュー

今、ランニングシューズ界は高反発な厚底ブーム真っ只中。
だが、“走る人の力を引き出す”独自のアプローチを続けるミズノから発売される「ウエーブ リベリオン」のアプローチは少し違う。
ウェーブ リベリオン
「ウエーブ リベリオン」1万9800円/ミズノ 0120-320-799 
そのキーワードはランニングシューズの「操作性」。これは現在の厚底ブームに対するミズノの反逆(リベリオン)の始まりか?
 

柔らかさがもたらす「操作性」


ウエーブ リベリオンは、フルマラソン3時間切りを目指す中・上級者向けモデル。
ミズノ史上最高の高反発素材「MIZUNO ENERZY LITE」をミッドソールに採用することで、クッション性が約22%、反発性が約35%アップし、いわゆる厚底シューズが得意とするクッションと反発性を担保。グッと足にためたエネルギーを余すところなく跳ね返し、スピード感のある走りを実現する。
さらに、軽量性にも優れているため、走りは非常に軽やか。そこに主流のカーボンプレートではなく、グラスファイバー入りの独自のナイロン素材のプレートを仕込むことで、反発の中に柔らかさを持ち、高い安定性を発揮する。

クッション性を高めるためにミッドソールを柔らかくし過ぎると安定せず、逆に固くし過ぎると足に負担がかかる。
これを解決するためにソールに内蔵しているのが「ミズノ ウエーブ」だ。通常のナイロンより、しなり剛性が高い素材を採用したウエーブプレートをソール全面に敷くことでクッション性を維持し、こちらも優れた安定性をもたらしている。
MIZUNO ENERZY LITEとミズノ ウエーブの2つの機能を組み合わせることで生まれる適度な柔らかさと反発性、安定性が、ランナーが意のままに走りを操る“操作性”に繋がるのだ。

アウトソールには、ポリウレタン素材で作られた非常に軽量でグリップ性の高い「G3 ソール」を搭載。進行方向に対して垂直に設置することで、高いグリップ力を発揮している。
さらに、スピードランナーの着地の衝撃にも耐えられるように、アウトソール外周にも「G3 ソール」と同じ素材を使ってソールの摩耗を抑え、グリップ力の低下などを防いでいるため、長く愛用できるのも一般ランナーにはありがたい点だろう。

アッパーは通気性が高く、軽量で柔らかいエンジニアードメッシュを採用。
シュータンの両端部分にストレッチ性の高い素材を付けて固定することで、フィット感を向上させ、ランニング中にタンがずれてしまうストレスを軽減してくれる。
この走行中の足の形に合わせて柔らかくしなるアッパーと、足の中心部分をしっかり固定するタンも、ランナー本来の走りを邪魔せずフォームをコントロールするミズノ ウエーブの大きな特徴だ

まるでカーレースのマシンや、野球のバットやグローブのように、タンからアウトソールに至るまで、ランナーが意のままに操る“操作性”の高さを極めたウエーブ リベリオン。
メンズでは、ブラック×ブルー×レッドとブルー×グリーン×ピンクの2色。ウィメンズではピンク×ホワイト×ネイビーをラインナップ。
走りを「操る」この一足は、脱初心者を目指すオーシャンズ世代の遅咲きランナーにとって、リベリオンの名のとおり、“反逆”の狼煙となるかもしれない。
 
[問い合わせ]
ミズノ お客様相談センター
0120-320-799
www.mizuno.jp/running/rebellion/

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