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2021.03.27

ニュース

今夜、日本ファッション界のレジェンドが“遺したい言葉”を聞こう

日本の職人技術のもと、真摯にメイド・イン・ジャパンを貫く「ポータークラシック」。その創業者のひとり、?田克幸氏をフォーカスしたドキュメンタリー番組が放送される。
『KATSU ー?田克幸の遺したい言葉ー』。
カバン業界だけでなく、アパレル業界をも牽引してきたレジェンドが、遺したいと思うのはどんな言葉なのか。詳しくは今夜のオンエアを楽しみにしてほしいが、その前に、彼の軌跡をおさらいしておこう。

戦後間もない1947年。「?田カバン」を立ち上げた?田吉蔵氏の三男として、克幸氏は生まれた。
彼が育った東京の下町では当時、海外からさまざまなカルチャーが渡来していた。幼い頃からその洗礼を受けるうちに海外へ強く憧れるようになり、20代前半でヨーロッパへ留学。イギリス、フランス、アメリカと世界中を旅していく。
旅の中で克幸氏は、“日本人である”ことを強く意識するようになったとともに、自分自身の中に息づく、作り手としての魂や誇りに気付いていったという。
やがて帰国した克幸氏は、旅を通じて培われた感性を生かし、名作と呼ばれる鞄を生み出していく。それは日本の若者をはじめ、世界中の人々から受け入れられた。
そして2007年、息子の?田玲雄氏と「ポータークラシック」を設立。ここで彼が最後のライフワークに選んだのが、“刺し子”である。
日本古来の文化と克幸氏が持つグローバルな感性を融合したプロダクトは、もはやアートであり、彼の集大成ともいえるものだ。
そんな克幸氏の生き様を数年にわたり追い続けたのが、このドキュメンタリー番組である。彼が、浅草やパリ、ロンドン、ニューヨークで出逢った、人生において遺しておきたい言葉を記録している。
番組は3月27日(土)25時〜、BSフジで放送予定だ。
レジェンドは一体どんな言葉を遺すのか。ファッションが好きな人、?田カバンのバッグにお世話になった人は、その答えを心に焼き付けておこう。
 
POW-DER=文


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