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2021.07.12

ニュース

アアルトの家具が1個400円!そのクオリティを検証しに“ガチャ”っとやってきた

何度目かのブーム到来中の北欧インテリア。なかでも根強い人気を誇るのがアルヴァ・アアルトだ。
アルヴァ・アアルトは、フィンランド生まれの建築家。家具や照明器具なども手掛け、数々の名作を世に残した。「アルテック 北欧家具 ミニチュアコレクション〈アルヴァ・アアルト〉シリーズ」全7種 1回400円/アルテック 0120-610-599
3本足の「スツール 60」は彼の代表作で、良質なヴィンテージは年々価格が高騰中。いい個体との出会いも減ってきているのが実情だ。
そんな彼の代表作7種(写真上)が今、400円で買えるという。
え!と耳を疑いながら実態を確認すると、このプロジェクトは、アアルトの家具を製造するアルテック社と日本の玩具メーカー、タカラトミーアーツのコラボによるもの。
それでなんと、アアルトの傑作を1個400円のガチャガチャにしてしまったというのだ。なるほど、と膝を打ちつつ、中身を確かめるべく、ガチャを回しに行ってきた。

訪ねたのは「アルテック 東京 ストア」。7月26日(月)の全国発売に先駆け、こちらとフィンランド大使館、兵庫県立美術館で先行発売中だ。エントランスを抜けると迎えてくれたのは……。

このガチャマシーンである。よーく見ると「対象年齢は15歳以上」と書かれてある。まさに“大人のガチャ”である。
小学生以来のガチャにドキドキしながら、3回トライ。中身は家へ帰ってからの楽しみとして取っておくことにした。
 

1個400円のガチャのクオリティは?


持ち帰ったのはこの3つ。順番に開けてみると……

じゃーん。アアルトの名作「スツール 60」!
といっても、完成品ではなくパーツでのお届けだ。梱包から実物さながらの仕様である。

細部を見ていくと、完成度の高さに驚く。
アアルトが発明した「L-レッグ」もしっかり再現しており、曲線の滑らかさや上部の切り込み、バーチ材の質感が超リアル!

組み立てるとこんな感じに。ネジやロゴシールの細部までも徹底的に再現されている。写真だったら実物と見間違えてしまいそうじゃないか。

2つめに登場したのは、1つめと同じ「スツール 60」。こちらは、全体がナチュラルカラーになっているため、黄色のスツールを横に並べたり、スタッキングして色の違いを楽しめそうだ。

そして、最後のカプセルはというと……

アアルトの人気作のひとつ「66 チェア」が登場した。「スツール 60」に背もたれがついたタイプで、脚には「L-レッグ」を使用している。
左がミニチュアで右が実物。どちらが本物か分からなくなるほどだ。
組み立てながら気付いたのが、前脚と後ろ脚でレッグの形状が少し異なること。背もたれをつけてもバランスが取れるよう、後ろ脚が長めに設計されているのだ。
実際に作ることで、デザインの意図を知れるのも面白い。
部屋で飾るとこんな感じに。実は、写真立てにある「41 アームチェア パイミオ」を狙っていたのだが、今回は当たらず。これは次回にお預けしよう。
ガチャマシーンは、タカラトミーアーツのカプセル自販機にて全国で販売されるほか、3会場を巡回する「ザ・フィンランドデザイン展」のミュージアムショップ、アルテック社と関わりの深い会場などでも展開される予定だ。
さらに、フィンランド旅行や「スツール 60」の実物、ガチャのコンプリートセットが当たるキャンペーンを実施中。取扱い説明書のQRコードから特設ページにアクセスして、アンケートに答えよう。
再び気になる北欧デザイン。その魅力を、子供の頃のようなワクワクを味わいながら、“大人のガチャ”で感じてみない?
 
[問い合わせ]
アルテック
0120-610-599

www.artek.fi/jp/discover/gacha


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