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2020.08.28

ニュース

ペティボンやクルーガー等が参加するアートなマスク。売上金はすべて寄付!

オーシャンズでは「新型コロナに負けるな!『ファッションの力』」と題し、さまざまなブランドの取り組みを特集してきたが、今回紹介したいのは、アートなマスクがアーティストやWHOへの支援となるプロジェクトの話だ。
それがファッション通販サイト「マッチズファッション」と「ウェデル・アート・コレクティブ」がコラボしたマスクコレクションである。
それがファッション通販サイト「マッチズファッション」と「ウェデル・アート・コレクティブ」がコラボしたマスクコレクションである。
マッチズファッションはイギリス発の世界最大規模のファッションECサイト。ラグジュアリー系からストリート系まで、450以上のブランドを扱う。
一方のウェデル・アート・コレクティブは、コロナパンデミックを受けて設立された非営利団体。アートの力を駆使し、国際救援活動とアーティストサポートのために寄付を募っている。
今回は、アートの力でより多くの人にマスク着用を促すため、世界的に活躍する6人のアーティストとともにユニークで独創的なマスクを製作した。
それでは、ひとつずつ見てみよう。まずはバーバラ・クルーガー(Barbara Kruger)。某人気ストリートブランドのロゴのネタ元とも言われる現代アーティストだ。
コンセプチュアル・アーティスト、バーバラ・クルーガー(Barbara Kruger)。赤字のコットンに“手話”を意味する「SIGN LANUAGE」
4333円[税込]/マッチズファッション www.matchesfashion.com/jp/
赤字のコットンに“手話”を意味する「SIGN LANGUAGE」は、1985年の作品『Untitled(We Will No Longer Be Seen and Not Heard)』のジェスチャーから引用したとか。
 
アメリカ西海岸を代表する現代アーティスト、レイモンド・ペティボン(Raymond Pettibon)。
4333円[税込]/マッチズファッション www.matchesfashion.com/jp/
アメリカ西海岸を代表する現代アーティスト、レイモンド・ペティボン(Raymond Pettibon)。パンクバンド、ブラック・フラッグのアートワークで知られ、昨年はディオールともコラボしたレジェンドだ。
彼が80年代半ばから描き始めたキャラクター「Vavoom」が何もない平野に向かって自分の名前を叫んでいる。大声を出すことで飛沫が飛び散っているようだ。デザインを通じ、「近づきすぎないで!」と注意喚起しているよう。
 
ニューヨークで活躍する女性アーティスト、ジェニー・ホルツァー(Jenny Holzer)。
4333円[税込]/マッチズファッション www.matchesfashion.com/jp/
ニューヨークで活躍する女性アーティスト、ジェニー・ホルツァー(Jenny Holzer)はカリグラフィで「You & Me」のメッセージをマスクに載せた。
「世界で何かが起きたとき、それにすぐさま反応できるアイデアがあるのなら、治療法や解決策に限らず……そんな衝動に駆られてた」と、今回のプロジェクトに参加した思いを語る。


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